Linux技術者認定機関である 特定非営利活動法人(NPO)LPI-Japan(エルピーアイジャパン、理事長:成井 弦)は、日本国内におけるLinux技術者認定試験(LPIC)の試験開始以来の受験者総数が延べ7万人を達成したことを発表しました。
このたび、2007年1月末に、国内の受験者総数が2000年11月からの日本語試験開始以来、6年半で延べ7万人の実績を達成しました。受験者の推移は、2003年8月末に1万人を達成した後、順調に増加し、2006年7月末には6万人を達成していました。
特にこの1年間では約2万人の増加となる伸びを示し、月間受験者数が平均約2千人前後の規模で実施されています。なお、現在のLPIC認定者の総数は、レベル1では1万9千人、レベル2では約4千人を上回り、合計で約2万3千人を達成しています。
受験者の男女比率としては、6年前のLPIC開始当初の女性の受験の比率は、全体の約3%程度でしたが、その後女性受者の比率が大幅に増加し、現在では10%を越える実績となっています。IT業界で女性の進出が著しく、女性技術者の活躍が増加しているのと同時にLinux技術者のニーズが益々高まっていることを反映しているものです。
また、より高度な専門的技術に携わる方を対象に、LPICの最上位レベルにあたる資格となるLPICレベル3試験を2007年1月に開始し、すでに、レベル3の認定取得者も輩出されています。
今後もLPIは最高峰の技術者認定への期待に応えて参ります。
●成井理事長のコメント
日本における受験者数が延べ7万人を超えたのはLinuxの技術者の需要が大変高まっている事を反映しています。日本の大手コンピュータメーカーの全てが、サーバ製品でLinux対応を打ち出し、社内のLinux技術者の育成にも力を入れています。また家電・組込み機器、ゲームソフト開発、携帯電話さらにはロボット開発など日本が強い分野でもLinuxの採用が進んでおり、日本の産業界ではLinux技術者のニーズが非常に高くなっています。このような状況を反映して、今後もLinux技術者の需要の拡大と受験者がさらに増加するものと見込まれます。
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