HOMELPI-Japanの社会貢献活動寄附講座 学生向け Linux/OSS体験セミナー第10回 北海道帯広工業高等学校

寄附講座学生向けLinux/OSS体験セミナー

第10回北海道帯広工業高等学校

Raspberry PiでLinuxを勉強しよう!

LPI-Japanの社会貢献活動として実施している寄附講座「学生向けLinux/OSS体験セミナー。
今回は、北海道旭川工業高等学校(2016年8月)、公立はこだて未来大学(2016年9月)、北海道富良野緑峰高等学校(2016年10月)に続き、『北海道帯広工業高等学校』にて、Raspberry Pi(Rpi/ラズベリーパイ/ラズパイ)を活用したオープンソースソフトウェアの寄附講座を実施しました。参加者は工業技術部「ロボット製作技術班」の生徒さん10名と、顧問の増田先生です。本活動は有限会社ワン・エックス 代表取締役社長 辻田 茂生様のご協力を得て、同校OBの有限会社合同保険事務所 代表取締役社長 羽田 武史様等よりRaspberry Piを寄贈いただくなどの協賛を得て実施いたしました。

講義

Linux/OSSでどのようなことができるのか、身近な社会でどのように役立っているのかを知っていただくため、十勝地方の基幹産業である第一次産業(農業・水産業・酪農業)におけるLinux/OSSの活用事例をご紹介しました。

実習

実習では、LPI-Japan テクノロジー・ディレクターの和田 真輝より、Raspberry Piと距離センサーの組立て、LinuxやPostgreSQLの各種設定、Python言語やシェルスクリプトによる距離センサーからの位置情報の収集、およびPostgreSQLへの位置情報の格納や検索を行いました。生徒さんが二人一組となり、ペア・プログラミング形式で分からないところはお互いに協力しあって進めていただきました。また、有限会社ワン・エックス 代表取締役社長 辻田様にボランティアでチューターを務めていただいたおかげで、スムーズに進めることができました。

北海道帯広工業高等学校
Rpiを利用したハンズオン勉強会

講座の終了後には、生徒さんより「部活で取組んでいるマイコンカー大会でRaspberry Piや距離センサーを活用したい」などの声があがりました。今後もLPI-Japanは継続的にLinux/OSSを学習するための環境構築に貢献してまいります。

本寄附講座の開催を希望される学校法人様はお気軽にお問い合わせください

受講した生徒さんの感想

  • C言語くらいしかプログラムを組んだことがなかったし、世の中のいろいろなものを見ていくと、Linuxがたくさん使われていることにとても驚いた。また、すごく楽しくて丁寧に教えてくれたおかげで、すごくLinuxやラズパイをもっと勉強していきたいと思えたことが良かった。
  • 思っていたよりも簡単なもので理解しやすかった。質問もしやすく、取組みやすかった。これを機会にもっとプログラムを勉強して、ロボットやマイコンカーに役立てたいと思った。
  • Linuxなどよくわからないことばかりだったが、少しずつ理解することができて楽しかった。
  • プログラムを理解することができなくて大変でした。C言語との違いがあり、PythonはC言語より作りやすかったです。
  • 一から詳しく丁寧に教えていただいたこと。楽しくラズパイについて学ぶことが出来たこと。新しい知識を得ることができたこと。
  • はじめて聞く言葉ばかりで、よくわからなかったー。
  • 今回の講習では、初めてのことがたくさんありましたが、とてもわかりやすく教えていただき、とても楽しく学ぶことが出来ました。これまであまりプログラミングは得意ではなかったのですが、今回はうまくプログラミングすることができて良かったです。
  • 将来の夢は航空整備士になることですが、今回の講習で、ぜひITエンジニアにもなってみたいと思いました。
  • 初めての体験でとてもおもしろいことをたくさん学べた。データベースを体験していて、このままずっとやっていたいな、と思えるほど興味が湧いた。
  • 今までC言語しか触れたことがなかったので、新しいプログラムを学べたことがとても良かったです。基礎的な部分を分かりやすく教えてもらえたので、これから様々なことに活用できると思います。
  • ラズパイで何ができるかわかったこと、Linuxに触れることができたことが楽しかった。

担当の先生の感想

北海道帯広工業高等学校 電気科 増田 尚之 先生

今回の講習会では基礎知識から応用実習まで多くの学習内容を展開して頂き、大変充実した1日となりました。これまで我々が興味を持っていたラズベリーパイのマイコンを利用するというということも手伝って、今回の講習会を帯広工業高校工業技術部の生徒共々大変楽しみにしておりました。

オープンソースソフトウェアのLinuxが世界中で幅広く利用され、身近にも数多く活用されているということを初めて認識した生徒がほとんどでした。この度、有限会社ワン・エックスの辻田様を通じ、LPI-Japanの寄附講座を受講させて頂き、Linuxについて知識を深めることができました。非常に貴重な機会を頂けたと感じております。

ハンズオン学習会では生徒達には難易度が高いと思われる内容についてもわかりやすいプレゼンテーションや演習などで学習させて頂くことが出来ました。特にPython言語による距離センサ計測プログラミング演習では、合わせてラズベリーパイの機能性・利便性・経済性の高さを実感することが出来、生徒が今後どのように応用できるか話題にしている様子を見て、こちらとしてもとてもうれしく感じました。

IT技術というのは何か特別な場所に存在するものではなく、現在学校を構える北海道十勝地方の基幹産業である、農業・水産業・酪農業といった「一次産業」との融合において、その価値が大きく発揮されるというお話に大変感銘を受けた次第です。受講した生徒一人ひとりが、今後幅広く社会貢献し世界に通用する人材となるよう、さらに活動の視野を広めていきたいと感じております。

ご協賛企業様の感想

有限会社ワン・エックス 代表取締役社長 辻田 茂生 様

帯広工業高校の生徒さんには、またとない学びの機会をいただきまして、地元企業として御礼申し上げます。誠にありがとうございます。生徒さんが苦も無く Vi を駆使するようになったことについては、私も驚きました、若い素材というのは本当にスポンジのように与えられたものを吸収してしまうのだということとを目の当たりにし、生徒さんの姿にまぶしささえ覚えました。また、このようなイベントに協力させていただいたことによって、私自身も よりLPI-Japanという団体に親近感を覚え、今後弊社の教育の機会にも活かしていければと改めて思うようになりました。

これまでの開催報告

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