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嘉村 健 氏『「LPICレベル3ベータ試験」開催について』

こちらでは2006年12月15日に発行されたメールマガジン【LPICレベル2を受けてみよう】の寄稿記事の全文を掲載しております。 メールマガジンについての詳細はこちらからどうぞ。

LPI-Japan理事によるスペシャルコラム 第3弾
〜嘉村 健 氏『「LPICレベル3ベータ試験」開催について』

2006年12月15日

特別企画「LPI-Japan理事のスペシャルコラム」第三弾として、LPI-Japan理事の嘉村 健 氏(富士通株式会社 サーバシステム事業本部 Linuxソフトウェア開発統括部 プロジェクト課長)に、LPIC最上位資格「LPICレベル3」のベータ試験の開催についてご紹介いただきます。

『LPICレベル3』のベータ試験受験者が感じたこととは

LPICレベル3ベータ試験風景

こんにちは、LPI-Japan理事の嘉村です。
LPICレベル3ベータ試験風景12月1日、2日に東京の新宿でLPICレベル3ベータ試験が実施されました。
今回のコラムでは、LPICレベル3ベータ試験を受験した私の身近な人達の感想などを書きたいと思います。

2000年10月にLPICレベル1、2001年11月にLPICレベル2(いずれも日本語版)がリリースされ、2006年10月現在でLPICレベル1の認定者は約17,500人、LPICレベル2の認定者は約3,800人に達していて、今やLinuxにおける資格の顔となった感のあるLPICです。
LPICレベル2リリース後からLPICレベル3のリリース要望が強くありましたが、ようやく2007年初旬に本試験のリリースが実現される予定です。
本試験のリリースに先立ち、ベータ試験が2006年10月のオランダから始まって、イギリス、アメリカ等と全世界で約300人のLinux技術者のボランティア参加で行われています。日本で行われたのが12月1日、2日で、約50人の方々が参加されました。応募総数は100人を超えていましたから、技術者の関心はとても高いです。

私の身近なLinux技術者(富士通社員)にもベータ試験の開催についてアナウンスしたところ、即答状態で受験の意思を伝えてくる人もいて、過去にアナウンスした資格、教育関連でこんなにもレスポンスが早いものはあっただろうか、と内心驚きました。また、今回のベータ試験はすべて英語であることも伝えたのですが、普段は「英語はどうも。。。」と言う人が多いのに、これはみなポーズであることを確信しました。 彼らに受験後の感想を聞いてみました。

  • 実践的でバランスが取れているのではないかと思った。
  • 普段使っていない機能の試験だったので、Linux技術者と言えども業務範囲の知識だけでは厳しい。
  • ベータ試験の段階で対策本などがまだ無い状態で受験したので、自己学習の域を出ず、難しかった。
  • 狭い範囲で深い内容の問題が多かった。
  • 自分の弱点が分かって参考になった。
  • ベータ試験なので時間が長かった。(皆、2科目を同一日に受験したので合計6時間でした。リリース予定の本試験は90分の予定です。)

結構難しいという感想が多かったです。LPICの最上位試験ですから、あまり易しい訳にはいきません。
受験者が試験会場で提出した試験に関するコメントはLPI本部に送られ、採点結果とともに本試験リリースのためにフィードバックされます。

もうすぐLPICレベル3本試験リリースです。
ご期待下さい。

このベータ試験は、ブラジル、インド、エチオピア、ドイツ、オランダ、イギリスなど、世界中で開催され、多くのIT技術者の方にボランティアとしてご参加いただきました。その様子は以下のURLからご覧になれます。

(LPI-Japan理事 嘉村 健 記)

嘉村健氏のご紹介
現職 富士通株式会社 サーバシステム事業本部 Linuxソフトウェア開発統括部 プロジェクト課長 ・ LPI-Japan理事 嘉村健氏
略歴 入社以来、移動体通信の交換機ソフトウェア開発に従事してきた。
第二世代携帯電話システムの開発及び普及、第三世代携帯電話システムの仕様検討、iモードのネットワークインフラ開発などに深く関わり、現在の携帯電話社会を形成するに至った過程を経験した。
2002年に富士通がLinuxに重点を置くとの宣言により、Linuxのソフト開発部隊に異動。それ以降は、Linuxに関するサポート/サービス商品の開発を主に担当。
2005年からLPI-Japan理事。

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