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Linux World Conference & Expo 2006 in San Francisco レポート

こちらでは2006年9月1日発行のメールマガジン【LPI通信】の寄稿記事の全文を掲載しております。 メールマガジンについての詳細はこちらからどうぞ。

Linux World Conference & Expoとは?

2006年8月25日

Linux World Conference & Expoとは?

イベント会場

1999年米国で始まったLinux専門イベントです。日本でも「Linux World Conference & Expo/Tokyo」として1999年から開催されています。
今夏の米国における「Linux World Conference & Expo」は、2006年8月14日から17日までの4日間、IDG主催でSan FranciscoのMoscone Centerで開催されました。
LPI-Japan理事の高澤真治(日本SGI株式会社 エンタープライズLinuxソリューションセンター)が、現地からのレポートをお届けします。

ハイライト&スペシャルイベント
  • .org Pavilion
  • Birds-of-a-Feather Meetings
  • Linux Certification - LPI Room 111
  • MOTOLOUNGE - Motorola
  • Linux HPC Showcase - HPC wire, Neteffect
  • OSDL Kernel Sessions - OSDL
  • The Slashdot Lounge

Linux World Conference & Expo 2006 in San Francisco レポート

今年も8月14日から17日にかけて、Linux World Expoがサンフランシスコ(米国西海岸)で開催されました。日本中が酷暑で、東京では大規模な停電事故が発生している中(日本時間8月15日早朝)、サンフランシスコでは、寒流のため朝晩は寒いほどの気候でした。
会場は、Mosconeコンベンションセンター北で開催されました。展示会場が一箇所に集まり、ブース数も約180団体・企業が立ち並びました。昨年よりも、活況を呈した来場風景でした。
テーマは、ボストンに引き続き、仮想化(Virtualization)とGrid、Mobileが話題にされ、MotorolaがLinuxWorldに初出展をしていました。

イベント会場

初日の基調講演では、FSF(Free Software Foundation)とCC(Creative Common)の理事であるローレンス・レッシグ氏が務めました。氏は著作権拡大への批判で有名なスタンフォード大学ロー・スクール教授でもあります。講演タイトルである『Free Culture』は彼の持論であり、主旨は「ソフトウェアコンテンツの共有は、イノベーションを促進するための画期的な方法だ」ということです。創造力の発揮が重要とされる知的社会では、「コンテンツの開放と活用」を益々推進すべきだと感じました。会場はほぼ満席状態で、オープンソース愛好者が多いせいか、講演終了時は、スタンディングオベーションとなりました。

午後は、モトローラの講演で、内容は、「携帯へのOSS/Linux適用はすでに始まっていて、アジア市場、とりわけ中国やインドでの普及は加速の一途をたどっており、ノキアやモトローラは高収益を獲得している」ということでした。組込み系への適用としてMobile分野への急成長ビジネスの基盤が Linuxで実現されている現状において、ますますLinux市場が拡大しているということを理解しました。展示会場に戻ると、昼を過ぎたあたりから、学生や一般、子供なども集まり、企業ブース、コミュニティブースとも大変盛況でした。なかでも、今回のLinux Worldの後援をしているNovell/SuSE、IBM、Intelは大きな展示ブースを提供しており、大勢が訪れていました。

また、日中韓連携のAsianuxブースでは、OSのデモを行い、文化の象徴である「箸」セットをお土産に配っていました。

LPIブース

さて、注目のLPIブースでは、教材作成会社や一般の方達が、LPIスタッフに質問をしたり、情報交換をしたりしていました。米国では、OSS関連の教材作成・研修コースなどについては、早くから注目されベンチャーとしてビジネスが始まっています。LPI資格についても、徐々に浸透してきていると感じられるものでした。
また、17日朝に会場内で開催されたLPIの会議では試験開発状況について議論しました。

LPIブース

現在、Level1とLevel2の拡充計画が順調に進行中で、Level3試験については、コミュニティから意見を聞くというフェーズです。すでに、Level3の議論の場として、Wikiを立上げており、現在多くの投稿があり、本部スタッフが活発に対応しています。
日本の優秀な技術者の皆様からのたくさんのご意見を頂けることを、この場をお借りしてお願い申し上げます。

Level3試験開発意見交換Wikiサイト:

(LPI-Japan理事 高澤 真治 記)

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