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LPI本部 President Evan Leibovitch氏に聞く

こちらでは2005年4月22日に発行されたメールマガジン【LPI通信】の寄稿記事の全文を掲載しております。 メールマガジンについての詳細はこちらからどうぞ

特別インタビュー〜LPI本部 President Evan Leibovitch氏に聞く

2005年4月22日

Linux Professional Instituteとは

Evan Leibovitch氏
Evan Leibovitch氏

世界中のLinux技術者の技術者認定試験として認められているLPICはNPOで あるLPIが主体となって運営されています。カナダに所在地を置くLPI本部から来日したPresident(代表者)であるEvan Leibovitch氏にお話を伺いました。

自己紹介をお願いします

私は元々はLinuxを使う技術者でした。1998年から1999年頃、住んでいた カナダトロントにあるTronto Linux Users Groupのメーリングリストで、プロのLinux技術者に必要なスキルは何かという議論を行っていて、その話の流れからLPI設立に至りました。設立に関わったのは私とDan Yorkです。

LPIの役割を教えてください

Evan Leibovitch氏

Linux技術者がプロとして仕事ができるスキルを持っていることを認定するのがLPIの役割です。Linuxには多くのディストリビューションが存在していますが、LPIはそれらに対して独立した立場(independence)を保つようにしています。LPICが認定したスキルはどのディストリビューションを使う場合でも役立てられます。そのため、試験の内容は標準(standard)に準拠しています。

もちろんLPIC取得がその技術者のスキルすべてではありませんが、確実にスキルの一部を証明するものと考えられるようになっています。たとえばマレーシアでは政府のシステム部門のエンジニアはLPICを認定取得することが必須となっています。

LPIの今後の方向性を教えてください

Evan Leibovitch氏

まず試験問題の質を高めることが第一です。できるだけ現状に即した内容に更新していくことが重要です。合わせて試験の信頼性を高めるセキュリティも重視しています。

現在のLPICはシステム管理のスキルを認定していますが、今後はソフトウェアの開発やデスクトップといった分野のスキルを認定できるように、現在準備を進めています。特に日本や台湾では、組み込みの分野のニーズが高いと考えています。LPIが標準の技術に基づいた認定を提供することにより、Linuxを使った仕事をやりやすくしていければと考えています。

日本もそうですが、世界中でLPIC認定取得者が増えています。現在は7言語で試験が実施され、17言語でWebサイトが公開されています。今後さらに増え続けるでしょう。試験の開発は多くのボランティアの協力により進められていますが、このようなコミュニティとの関係をより深めていければと考えています。日本でも試験問題作成のためのワークショップ実施などを行っていく予定です。

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