HOMELinux道場Linux道場Linux学習環境構築編第7回 Linux学習の目標設定

Linux道場Linux学習環境構築編

第7回Linux学習の目標設定

セミナーなどの際に質問の多い、Linuxの学習環境構築について、いくつかのテーマについて解説していきます。今回は目標設定について解説します。

Linux学習の目標設定は、学習の進め方を決める上で重要なポイントとなります。もちろん、王道はなく、その人が置かれている環境などによって左右されますが、考えておくべきことは何点かあります。

  • いつ、LPICを受験するか?

スキルアップの一つの到達点として、LPICの認定を受けるということがありますが、それがいつなのか。業務上必要であれば、自ずと期限も決まってくると思いますし、将来に向けたスキルアップなのであれば、それほどスケジュールは厳しくないでしょう。ただし、期限が決まっていないからといってズルズルと先延ばしにするのも得策ではないでしょう。
早くLPIC認定を受けたい、という人であれば、ちょっとした時間でもLinuxに触ることができるようにする必要があります。日常的に持ち歩くノートPCなどに仮想マシンでLinux環境を構築して、時間が取れるときに少しずつでもLinuxを触れるようにしておくことが望ましいでしょう。もちろん、スケジュールに余裕がある人も、同様にLinuxに触れられる環境を作るにこしたことはありません。

  • 何ができるようになりたいか?

Linuxを学習した上で、何ができるようになりたいのか。多くの人はLinuxを使ったサーバーの構築が一つの目標になると思いますが、さらにネットワークやセキュリティ、運用管理など付随するスキルは多岐に渡ります。このあたりのことは多分初学の段階ではイメージが湧かないところでしょうが、まずはLinuxの基礎的なことが分かった後、次の段階があることを意識しておくことで、LPICレベル2からレベル3への橋渡しとなるでしょう。
このあたりの目標を達成するためには、単にLinuxを触るだけでなく、Windowsはもちろん、各種ネットワーク機器などに触れて技術の下地を広げておくことも重要です。

他にも、学習時間がどの程度取れるのか、用意できるハードウェアは何があるのかなど、それぞれの学習環境はすべて異なってきます。しかし、最初の頃の試行錯誤は、後のスキル向上の糧となりますので、是非じっくりと取り組んでみてください。

宮原 徹

コラム執筆/宮原 徹

中央大学法学部法律学科卒。
日本オラクル株式会社でのLinux版Oracleのマーケティングに従事後、2001年株式会社びぎねっとを設立。Linuxをはじめとするオープンソースの普及活動を積極的に行い、IPA「2008年度 OSS貢献者賞」を受賞。
LPIC関係の活動では、『Linux標準教科書』『Linuxサーバー構築標準教科書』の監修、執筆や、LPI-Japan発行のメールマガジンにも例題解説などを寄稿している。

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