HOMELPIC-2LPIC-2 出題範囲201試験範囲:出題範囲詳細(Ver4.0)※2014/1/1より

201試験範囲:出題範囲詳細(Ver4.0)※2014/1/1より

概要

LPICレベル2認定に認定されるためには201試験と202試験に合格し、かつ、有意なレベル1認定を保有している必要があります。どの試験から受験しても構いません。レベル2の出題範囲ではLinuxのディストリビューションに共通するLinux技術者にとって必要な高度な技術をカバーしています。
LPIC-2に合格するためには、以下の能力が必要です。

  • 小規模から中規模のネットワークシステムを管理できること。
  • Linux、UNIX、Windowsが混在する小規模なネットワークの設計・運用・保守ができ、安定かつ安全な稼働を維持し、トラブルシューティングができること。なお、ネットワークには以下が含まれる。
    • - LAN サーバ (Samba、NFS、DNS、DHCP、クライアント管理)
    • - インターネット ゲートウェイ (ファイアウォール、VPN、SSH、Webキャッシュ / プロキシ、メール)
    • - インターネット サーバ (Webサーバおよびリバースプロキシ、FTP サーバ)
  • アシスタントを管理できること。
  • 自動化および購入に関して管理者に助言できること。

201試験範囲:出題範囲詳細(Ver4.0)※2014/1/1より

主題200キャパシティプランニング

200.1 リソースの使用率の測定とトラブルシューティング
重要度 6
説明 ハードウェアリソースとネットワーク帯域幅の使用率を測定でき、リソースの問題を解決できること。
主要な知識範囲
  • CPU使用率を測定する
  • メモリ使用量を測定する
  • ディスクI/Oを測定する
  • ネットワークI/Oを測定する
  • ファイアウォール機能とルーティングスループットを測定する
  • クライアントの帯域幅使用率をマップする
  • システムトラブルの徴候と発生しそうな問題の突き合わせ / 関連付けを行う
  • ネットワーキングを含むシステムにおいてスループットを推定し、ボトルネックを見つけ出す
重要なファイル、
用語、ユーティリティ
  • iostat
  • vmstat
  • netstat
  • pstree, ps
  • w
  • lsof
  • top
  • uptime
  • sar
  • swap
  • processes blocked on I/O
  • blocks in
  • blocks out
200.2 将来のリソース需要を予測する
重要度 2
説明 リソース使用率を監視して、将来のリソース需要を予測できること。
主要な知識範囲
  • collectdを使用してITインフラの使用を監視する
  • システム構成でのキャパシティの限界点を予測する
  • リソース使用量の増加率を観察する
  • リソース使用量の傾向をグラフ化する
  • Nagios、MRTG、Cacti といった監視ツールを知っている
重要なファイル、
用語、ユーティリティ
  • 診断
  • 増加率予測
  • リソース消費

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主題201Linuxカーネル

201.1 カーネルの構成要素
重要度 2
説明 特定のハードウェア、ハードウェアドライバ、システムリソース、およびさまざまな要求に必要となるカーネルの構成要素を利用する。これには、異なる種類のカーネルイメージを実装すること、安定版および開発版のカーネルとパッチを区別すること、カーネルモジュールを利用することなども含まれる。
主要な知識範囲
  • Kernel 2.6.x のドキュメント
  • Kernel 3.x のドキュメント
重要なファイル、
用語、ユーティリティ
  • /usr/src/linux
  • /usr/src/linux/Documentation
  • zImage
  • bzImage
201.2 Linuxカーネルのコンパイル
重要度 3
説明 カーネルを適切に設定し、Linuxカーネルの特定の機能を必要に応じて取り込む、または無効化する。これには、必要に応じてLinuxカーネルをコンパイルまたは再コンパイルする、新しいカーネルに更新や変更を書き込む、initrdイメージを作成する、新しいカーネルをインストールするなども含まれる。
主要な知識範囲
  • /usr/src/linux/
  • カーネルの Makefile
  • Kernel 2.6.x/3.x のmakeのターゲット 
  • カーネル構成をカスタマイズする
  • 新しいカーネルおよび適切なカーネルモジュールを構築する
  • 新しいカーネルおよび必要なモジュールをインストールする
  • ブートマネージャが新しいカーネルおよび関連付けられたファイルを探せるようにする
  • モジュールの構成ファイル
  • Dracutについて知っている
重要なファイル、
用語、ユーティリティ
  • mkinitrd
  • mkinitramfs
  • make
  • makeのターゲット(all, config, xconfig, menuconfig, gconfig, oldconfig, mrproper, zImage, bzImage, modules, modules_install, rpm-pkg, binrpm-pkg, deb-pkg)
  • gzip
  • bzip2
  • module tools
  • /usr/src/linux/.config
  • /lib/modules/kernel-version/*
  • depmod
201.3 カーネル実行時における管理とトラブルシューティング
重要度 4
説明 2.6.xまたは3.xカーネルとそのロード可能なモジュールについての管理や照会ができる。ブートおよび実行時の一般的な問題を特定および修正することができる。udevを使用したデバイスの検知と管理について理解する。これには、udevルールのトラブルシューティングが含まれる。
主要な知識範囲
  • コマンドラインユーティリティを使用して、現在実行中のカーネルおよびカーネルモジュールに関する情報を取得する
  • 手作業でカーネルモジュールをロードおよびアンロードする
  • モジュールをアンロードできるタイミングを判断する
  • モジュールが受け取るパラメータを判断する
  • モジュールをファイル名ではなく別の名前でロードできるようにシステムを設定する
  • /proc filesystem
  • /, /bootおよび /lib/modules の内容 
  • 利用可能なハードウェアに関する情報を分析するツールおよびユーティリティ 
  • udevルール 
重要なファイル、
用語、ユーティリティ
  • /lib/modules/kernel-version/modules.dep
  • /etc内のモジュール設定ファイル
  • /proc/sys/kernel/
  • /sbin/depmod
  • /sbin/rmmod
  • /sbin/modinfo
  • /bin/dmesg
  • /sbin/lspci
  • /usr/bin/lsdev
  • /sbin/lsmod
  • /sbin/modprobe
  • /sbin/insmod
  • /bin/uname
  • /usr/bin/lsusb
  • /etc/sysctl.conf, /etc/sysctl.d/
  • /sbin/sysctl
  • udevmonitor
  • udevadm monitor
  • /etc/udev

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主題202システムの起動

202.1 SysV-initシステムの起動をカスタマイズする
重要度 3
説明 さまざまなランレベルのシステムサービスの動作を照会および変更する。initの構造とブートプロセスについての完全な理解が必要。これには、ランレベルの操作も含まれる。
主要な知識範囲
  • Linux Standard Base Specification (LSB) 
  • SysV initの環境
重要なファイル、
用語、ユーティリティ
  • /etc/inittab
  • /etc/init.d/
  • /etc/rc.d/
  • chkconfig
  • update-rc.d
  • init and telinit
202.2 システムのリカバリ
重要度 4
説明 ブートプロセスの最中またはリカバリモードでのLinuxシステムを適切に操作する。これには、initユーティリティおよびカーネルの init関連オプションの使用も含まれる。ブートローダのロードおよび使用に関するエラーの原因を特定する。関連するブートローダはGRUB バージョン2 とGRUB Legacyである。
主要な知識範囲
  • GRUBバージョン2 およびGRUB Legacy
  • grub shell
  • ブートローダの開始とカーネルへの引継ぎ
  • カーネルのロード
  • ハードウェアの初期化と設定
  • デーモン / サービスの初期化と設定
  • ハードディスクまたはリムーバルデバイスにおける、ブートローダのさまざまなインストール場所を知っている
  • ブートローダの標準的なオプションの変更とブートローダのシェルの使用
  • UEFIについて知っている
重要なファイル、
用語、ユーティリティ
  • mount
  • fsck
  • inittab, telinit and init with SysV init
  • The contents of /boot/ and /boot/grub/
  • GRUB
  • grub-install
  • initrd, initramfs
  • Master boot record
202.3 その他のブートローダ
重要度 2
説明 他のブートローダとその主要機能を把握していること。
主要な知識範囲
  • LILO
  • SYSLINUX, ISOLINUX, PXELINUX
  • Understanding of PXE
重要なファイル、
用語、ユーティリティ
  • lilo, /etc/lilo.conf
  • syslinux
  • extlinux
  • isolinux.bin
  • isolinux.cfg
  • pxelinux.0
  • pxelinux.cfg/*

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主題203ファイルシステムとデバイス

203.1 Linuxファイルシステムを操作する
重要度 4
説明 標準的なLinuxファイルシステムの適切な設定と操作。これには、各種ファイルシステムの設定およびマウントも含まれる。
主要な知識範囲
  • fstab設定の概念
  • スワップパーティションおよびファイルを操作するツールとユーティリティ
  • ファイルシステムを特定しマウントするための UUID の使用
重要なファイル、
用語、ユーティリティ
  • /etc/fstab
  • /etc/mtab
  • /proc/mounts
  • mountとumount
  • blkid
  • sync
  • swapon
  • swapoff
203.2 Linuxファイルシステムの保守
重要度 3
説明 システムユーティリティを使用して、Linuxファイルシステムを適切に保守する。これには、標準的なファイルシステムの操作およびSMARTデバイスの監視が含まれる。
主要な知識範囲
  • ext2、ext3およびext4を操作するツールとユーティリティ
  • xfs を操作するツールとユーティリティ
  • Btrfsを知っている
重要なファイル、
用語、ユーティリティ
  • fsck (fsck.*)
  • mkfs (mkfs.*)
  • dumpe2fs, xfsdump, xfsrestore
  • debugfs
  • tune2fs
  • mkswap
  • xfs_info, xfs_check and xfs_repair
  • smartd, smartctl
203.3 ファイルシステムを作成してオプションを構成する
重要度 2
説明 AutoFSを使用して、ファイルシステムのオートマウント設定をする。これには、ネットワーク上およびデバイス上のファイルシステムに対するオートマウントの設定が含まれる。また、CD-ROMなどのデバイス用のファイルシステムの作成および暗号化されたファイルシステムの基本的な機能に関する知識も含まれる。
主要な知識範囲
  • autofsの設定ファイル
  • UDFおよびISO9660のツールとユーティリティ
  • CD-ROM のファイルシステム (UDF, ISO9660, HFS)について知っている
  • CD-ROM の拡張ファイルシステム (Joliet, Rock Ridge, El Torito)について知っている
  • 暗号化ファイルシステムの基本機能
重要なファイル、
用語、ユーティリティ
  • /etc/auto.master
  • /etc/auto.[dir]
  • mkisofs

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主題204高度なストレージ管理

204.1 RAIDを構成する
重要度 3
説明 ソフトウェアRAIDの設定と実装をする。これには、RAID 0、1、5の構成も含まれる。
主要な知識範囲
  • ソフトウェアRAIDの設定ファイルとユーティリティ
重要なファイル、
用語、ユーティリティ
  • mdadm.conf
  • mdadm
  • /proc/mdstat
  • パーティションタイプ 0xFD
204.2 記憶装置へのアクセス方法を調整する
重要度 2
説明 各種ドライブをサポートするようカーネルオプションを設定する。これには、iSCSIデバイスを含む、ハードディスク設定を表示および変更するソフトウェアツールが含まれる。
主要な知識範囲
  • ATAPIおよびSATAを含むIDEデバイス用にDMAを設定するツールとユーティリティ
  • システムリソース(割り込みなど)を操作または分析するツールとユーティリティ
  • sdparmコマンドとその利用法について知っている
  • iSCSIのツールとユーティリティ
重要なファイル、
用語、ユーティリティ
  • hdparm, sdparm
  • tune2fs
  • sysctl
  • /dev/hd*, /dev/sd*
  • iscsiadm, scsi_id, iscsid および iscsid.conf
  • WWID, WWN, LUN
204.3 論理ボリュームマネージャ
重要度 3
説明 論理ボリューム、ボリュームグループ、および物理ボリュームの作成および削除を行う。これには、スナップショットと論理ボリュームのサイズ変更が含まれる。
主要な知識範囲
  • LVMスイートのツール
  • 論理ボリューム、ボリュームグループ、物理ボリュームのサイズ変更、名前変更、作成および削除
  • ボリュームグループの有効化
重要なファイル、
用語、ユーティリティ
  • /sbin/pv*
  • /sbin/lv*
  • /sbin/vg*
  • mount
  • /dev/mapper/

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主題205ネットワーク構成

205.1 基本的なネットワーク構成
重要度 3
説明 ネットワークデバイスを設定し、有線または無線のローカルネットワークと、広域ネットワークに接続する。これには、IPv4とIPv6の両方を含めて、1つのネットワーク内でさまざまなサブネットと通信することが含まれる。
主要な知識範囲
  • Ethernetネットワークインターフェイスを設定および操作するユーティリティ
  • 無線ネットワークを構成する
重要なファイル、
用語、ユーティリティ
  • /sbin/route
  • /sbin/ifconfig
  • /sbin/ip
  • /usr/sbin/arp
  • /sbin/iwconfig
  • /sbin/iwlist
205.2 高度なネットワーク構成
重要度 4
説明 ネットワークデバイスを設定し、さまざまなネットワーク認証方法を実装する。これには、マルチホームのネットワークデバイスの設定、VPNクライアントの設定、および通信の問題解決も含まれる。
主要な知識範囲
  • ルーティングテーブルを操作するユーティリティ
  • Ethernetネットワークインターフェイスを設定および操作するユーティリティ
  • ネットワークデバイスの状態を分析するユーティリティ
  • TCP/IPのトラフィックを監視および分析するユーティリティ
重要なファイル、
用語、ユーティリティ
  • /sbin/route
  • /sbin/ifconfig
  • /bin/netstat
  • /bin/ping
  • /usr/sbin/arp
  • /usr/sbin/tcpdump
  • /usr/sbin/lsof
  • /usr/bin/nc
  • /sbin/ip
  • nmap
205.3 ネットワークの問題を解決する
重要度 4
説明 一般的なネットワーク設定に関する問題を特定して解決する。これには、基本的な設定ファイルの位置とコマンドに関する知識も含まれる。
主要な知識範囲
  • アクセスを制限するファイルの配置と内容
  • Ethernetネットワークインターフェイスを設定および操作するユーティリティ
  • ルーティングテーブルを管理するユーティリティ
  • ネットワークの状態を表示するユーティリティ
  • ネットワーク設定に関する情報を得るユーティリティ
  • ハードウェアの認識と利用に関する情報を得る方法
  • システムの初期化ファイルとその内容(SysVのinitプロセス)
  • NetworkManagerおよびそれがネットワーク設定に及ぼす影響について知っている 
重要なファイル、
用語、ユーティリティ
  • /sbin/ifconfig
  • /sbin/route
  • /bin/netstat
  • /etc/network, /etc/sysconfig/network-scripts/
  • /var/log/syslogおよび/var/log/messagesなどのシステムのログファイル
  • /bin/ping
  • /etc/resolv.conf
  • /etc/hosts
  • /etc/hostname, /etc/HOSTNAME
  • /bin/hostname
  • /usr/sbin/traceroute
  • /bin/dmesg
  • /etc/hosts.allow, /etc/hosts.deny

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主題206システムの保守

206.1 ソースからプログラムをmakeしてインストールする
重要度 2
説明 ソースから実行プログラムをビルドしてインストールする。これには、ソースファイルの展開も含まれる。
主要な知識範囲
  • 一般的な圧縮およびアーカイブユーティリティを使用して、ソースコードを展開する
  • プログラムをコンパイルするmakeの実行について基本を理解する
  • configureスクリプトにパラメーターを適用する
  • デフォルトでソースがどこに格納されるかを知っている
重要なファイル、
用語、ユーティリティ
  • /usr/src/
  • gunzip
  • gzip
  • bzip2
  • tar
  • configure
  • make
  • uname
  • install
  • patch
206.2 バックアップ操作
重要度 3
説明 重要なシステムデータをバックアップするシステムツールを使用する。
主要な知識範囲
  • バックアップに含める必要があるディレクトリについて知っている
  • Amanda、Bacula、BackupPCなどのネットワークバックアップソリューションについて知っている
  • テープ、CD-R、ディスク、またはその他のバックアップメディアの利点と欠点を知っている
  • 部分的および手作業によるバックアップを実行する
  • バックアップファイルの整合性を確認する
  • バックアップを部分的または完全に復元する
重要なファイル、
用語、ユーティリティ
  • /bin/sh
  • dd
  • tar
  • /dev/st* and /dev/nst*
  • mt
  • rsync
206.3 システム関連の問題をユーザに通知する
重要度 1
説明 現在発生しているシステム関連の問題についてユーザに通知する。
主要な知識範囲
  • ログオンメッセージを使用してユーザへの通知を自動的に行う
  • アクティブなユーザにシステムの保守を通知する
重要なファイル、
用語、ユーティリティ
  • /etc/issue
  • /etc/issue.net
  • /etc/motd
  • wall
  • /sbin/shutdown

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参考)今後の出題範囲改定の展望

将来的には出題範囲を以下のように改訂する可能性があります。

  • EFI shell、gdisk、partedを外す。LPIC-1の改定時により適切に改正。
  • Webサービスからlighttpdの範囲を減らす。次の改定版ではApacheを減らして余裕をもたせることを検討中。
  • ホストレベルIDS (tripwire、AIDE など) が将来的にLPIC-1に含まれる予定。
  • sieveおよびmaildropを将来的に含めることを検討。
  • SAN、AoE、FCoE を将来的に含めることを検討。
  • 暗号化ファイルシステムについては303試験で詳細に含める予定。

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