HOMELPICについて知ろう!合格者の声 Carl Stevens氏

合格者の声

認定者 & 試験開発者、それぞれのLPICのミカタ

ゼウス・ラーニングパワー株式会社 Carl Stevens氏(LPIC-2認定者)
LPI本部試験開発責任者 G. Matthew Rice

今回は、日本で活躍するニュージーランド人のLinux/OSSエンジニア兼インストラクターCarl Stevens氏(LPICレベル2認定者)と、LPI本部試験開発責任者であるG. Matthew Riceを迎えて、LPIC創設の経緯、LPICの受験体験、これからのLinuxエンジニアに求められているもの、などについて、LPICを受験する側と開発する側それぞれから、語っていただきました。

01|2012年10月からLPIC-1とLPIC-2が試験範囲を改定

Stevens

Carl Stevens氏 ゼウス・ラーニングパワーのカール・スティーバンズです。

ライスさんこんにちは。まず今回の来日の目的をお伺いしたいのですが?

Rice

G. Matthew Rice こんにちは、スティーバンズさん。今回、私はLPICの試験問題をどう変えていくかについて、日本のニーズをヒヤリングするため来日しました。LPICでは、新技術が広く利用されるようになったタイミングを見て、試験の出題の対象として取り込むことを検討しています。5年ごとに全面改定を実施し、その中間となる2年半ごとにマイナーアップデートが実施されるのですが、そのマイナーアップデートとして、2012年10月1日以降に実施する試験からLPICの試験範囲が改定されます。

対象となる試験は、Linuxの基本的な知識の取得を認定する「LPICレベル1」(LPIC-1)と、サーバ構築に必要な知識の取得を認定する「LPICレベル2」(LPIC-2)です。LPIC-1では「GRUB 2」「ext4」「systemd」「Upstart」「IPv6」「LVM」、LPIC-2では「ext4」「IPv6」「暗号化ファイルシステム」「xfsdump/xfsrestore コマンド」「Linux 3.x カーネル」が新たな出題項目として追加されることになりました。一方でブートローダーのGRUB2の追加にともない、GRUB2以前に主流だった「LILO」が出題範囲から外されます。

 ※)LPIC-1出題範囲:http://www.lpi.or.jp/lpic1/range/
 ※)LPIC-2出題範囲:http://www.lpi.or.jp/lpic2/range/

スティーバンズさんは、LPICの合格者だとお聞きしました。

Stevens

はい、私のLinux歴はまだ1年ほどですが、LPICのレベル1とレベル2を取得しています。私は、ゼウス・エンタープライズの子会社であるゼウス・ラーニングパワーで、英語とLPICの講師をしています。

ゼウス・エンタープライズは、ITに特化した派遣会社で、大手企業などへ高いスキルを持った派遣エンジニアを提供しています。ゼウス・ラーニングパワーは、派遣エンジニアを育成する機関で、ゼウス・エンタープライズで採用された社員は、まず当社の特別な研修所で集中的に技術トレーニングを受け、専門別に一定レベル以上の知識を身につけます。また、既存の社員のスキル向上のための研修もここで行われています。

1年半前、社員教育にもグローバル化をめざすという社長の方針によって、私はこの研修所の英会話の教師として採用されました。

Rice

英語の先生でありながら、LPICを取得することになった経緯を教えてくれますか?

Stevens

たしかに入社した時点までは、グローバル化のための「英会話の教師」でした。ところが、会社の方針で「英会話を教えるだけでなく、よりスキルのあるエンジニアを目指して英語でLinuxを教えよう!」ということになったのです。つまり、私はLinuxを教えるために大急ぎでLinuxを勉強する必要に迫られたわけです。

そこで、LPICを受験することでLinuxの知識を身につけようと考えました。まず、日本人の社員といっしょに研修所でLPIC-1の講義を受講しました。同時に教科書を英語に翻訳し、自分に合う教材を作り始めたのです。以降、講義を受けながら教材を書き、その教材を使って英語でLinuxを教えるということを繰り返し続けました。とてもハードでしたが、Linuxの勉強は非常にはかどりましたね。おかげで、2011年の秋にレベル1を、2012年の春にはレベル2と、順調にLPICを取得することができました。

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