101試験:出題範囲の詳細

LPIレベル1認定には、この試験が必須である。これは、Linuxのすべてのディストリビューションにわたって共通する、基本的なシステム管理技 能をカバーしている。

重要な注意: これは2006年1月1日より有効となった、現在の101試験の出題範囲である。この新しい出題範囲が、全世界のテストセンタから配布される101試験に 反映されるのは、英語版が2006年の早い時期、その他の言語版が2006年前半から2007年にかけてである。2006年の第1四半期以降には、受験生 はこの出題範囲に基づいた試験に備えておくべきである。

それぞれの目標(Objective)には、重み付けがなされている。重みの範囲は概ね1〜10であり、それぞれの目標の相対的な重要性を示してい る。重い目標ほど、試験において多くの問題が出題される。

保守担当: Dimitrios "Taki" Bogiatzoules, Product Developer
最終更新日(英語原文): 2005年12月31日
最終更新日(日本語翻訳): 2006年6月


主題101: ハードウェアとアーキテクチャ

1.101.1 基本的なBIOS設定

重要度: 1

説明
x86ベースのハードウェアにおいて、システムBIOSを正しく設定することで、基本的なシステムハードウェアを構成する。
主要な知識範囲
重要なファイル、用語、ユーティリティ
前版からの改定点

LBAモードならびに1024シリンダ制限に関する記述が除かれた。


1.101.3 モデムとサウンドカードの設定

重要度: 1

説明
モデムとサウンドカードを構成する。
主要な知識範囲
重要なファイル、用語、ユーティリティ
前版からの改定点
ISAに関連する知識範囲が除かれ、USBが追加された。

1.101.4 非IDEデバイスの設定

重要度: 1

説明
非IDEデバイス〜SCSI、SATAやUSBドライブを、BIOSならびに必要なLinuxツールを使用して構成する。
主要な知識範囲
重要なファイル、用語、ユーティリティ
前版からの改定点
SCSIだけでなく、非IDEデバイス全般(SATA、USB)が取り込まれた。

1.101.5 PC拡張カードの設定

重要度: 3

説明
さまざまな拡張スロットに対するさまざまなカードを構成する。
主要な知識範囲
重要なファイル、用語、ユーティリティ
前版からの改定点
ISAに関連する知識範囲が除かれ、ホットプラグが追加された。

1.101.6 通信デバイスの設定

重要度: 1

説明
モデム、ISDNアダプタ、DSLスイッチといった、内蔵ならびに外付けの通信デバイスをインストールして設定する。
主要な知識範囲
重要なファイル、用語、ユーティリティ
前版からの改定点
ISAに関する知識範囲が除かれた。

1.101.7 USBデバイスの構成

重要度: 1

説明
USBサポートを有効化し、さまざまなUSBデバイスを設定して使用する。
主要な知識範囲
重要なファイル、用語、ユーティリティ
前版からの改定点
ホットプラグならびに、OHCIとUHCIだけでなく他のUSBモジュールが追加された。

主題102: Linuxのインストールとパッケージ管理

1.102.1 ハードディスクの配置を設計する

重要度: 5

説明
Linuxシステムにおけるディスクパーティションの構成を設計する。
主要な知識範囲
重要なファイル、用語、ユーティリティ
前版からの改定点
1024シリンダ制限に関する記述が知識範囲から除かれた。

1.102.2 ブートマネージャをインストールする

重要度: 1

説明
ブートマネージャを選択し、インストールして設定する。
主要な知識範囲
重要なファイル、用語、ユーティリティ
前版からの改定点
ブータブルCD-ROMに関する記述が追加された。

1.102.3 ソースからプログラムをmakeしてインストールする

重要度: 5

説明
ソースから実行可能プログラムを構築してインストールする。これには、ソースファイルを展開することを含む。例えば、構成ツールを使ったりMakefileそのものを調整して、インクルードディレクトリを追加したり、パスを変更するといった、Makefileの簡単なカスタマイズを行う。
主要な知識範囲
重要なファイル、用語、ユーティリティ
前版からの改定点
詳細化された。

1.102.4 共有ライブラリを管理する

重要度: 3

説明
実行可能プログラムが依存する共有ライブラリを決定し、必要があればインストールする。
主要な知識範囲
重要なファイル、用語、ユーティリティ
前版からの改定点
詳細化された。

1.102.5 Debianパッケージ管理を使用する

重要度: 8

説明
Debianのパッケージツールを使用して、パッケージ管理を行う。
主要な知識範囲
重要なファイル、用語、ユーティリティ
前版からの改定点
書式の変更のみ。

1.102.6 RedHatパッケージマネージャ(RPM)を使用する

重要度: 8

説明
RPMベースのツールを使って、パッケージ管理を行う。
主要な知識範囲
重要なファイル、用語、ユーティリティ
前版からの改定点
書式の変更のみ。

主題103: GNUとUnixのコマンド

1.103.1 コマンド行で操作する

重要度: 5

説明
シェルと対話して、コマンド行を使用する。この出題範囲では、bashシェルを使用するものとする。
主要な知識範囲
重要なファイル、用語、ユーティリティ
前版からの改定点
manコマンドに関する記述が除かれた。(訳注:102試験との重複(1.108.1)が整理された)。

1.103.2 フィルタを使ってテキストストリームを処理する

重要度: 6

説明
テキストストリームにフィルタを適用する。
主要な知識範囲
重要なファイル、用語、ユーティリティ
前版からの改定点
重要なコマンドから、odコマンドが除かれ、hexdumpコマンドが追加された。(訳注:出題されないということではない)。

1.103.3 基本的なファイル操作を行う

重要度: 3

説明
ファイルやディレクトリを管理するための、基本的なLinuxコマンドを使用する。
主要な知識範囲
重要なファイル、用語、ユーティリティ
前版からの改定点
書式の変更のみ。

1.103.4 ストリーム、パイプ、リダイレクトを使う

重要度: 5

説明
ストリームをリダイレクトして、テキストデータを効果的に処理するために接続する。これには、標準入力、標準出力、標準エラー出力を リダイレクトする、あるコマンドの出力を別のコマンドへの入力にパイプする、出力を標準出力とファイルの両方に送るといったことを含む。
主要な知識範囲
重要なファイル、用語、ユーティリティ
前版からの改定点
書式の変更のみ。

1.103.5 プロセスを生成、監視、終了する

重要度: 5

説明
基本的なプロセス管理を行う。
主要な知識範囲
重要なファイル、用語、ユーティリティ

前版からの改定点

killallコマンドが追加された。

1.103.6 プロセスの実行優先度を変更する

重要度: 3

説明
プロセスの実行優先度を管理する。
主要な知識範囲
重要なファイル、用語、ユーティリティ
前版からの改定点
書式の変更のみ。

1.103.7 正規表現を使ってテキストファイルを検索する

重要度: 3

説明
正規表現を使ってファイルやテキストデータを操作する。5〜6個の表記要素から成る簡単な正規表現を作成する。また、正規表現ツールを使用して、ファイルシステムないしファイルの内容からの検索を行う。
主要な知識範囲
重要なファイル、用語、ツール
前版からの改定点
書式の変更のみ。(訳注:重要な用語からregexpが除かれたが、試験範囲から除かれたわけではない。)

1.103.8 viを使って基本的なファイル編集を行う

重要度: 1

説明
viを使ってテキストファイルを編集する。これには、viの操作、基本的なモード、テキストの挿入、編集、削除、コピー、検索が含まれる。
主要な知識範囲
重要なファイル、用語、ユーティリティ
前版からの改定点
書式の変更のみ。

主題104: デバイス、Linuxファイルシステム、ファイルシステム階層標準

1.104.1 パーティションとファイルシステムを作成する

重要度: 3

説明
ハードディスクなどのメディア上のディスクパーティションを構成し、ファイルシステムを作成する。これには、スワップパーティションを作成することも含む
主要な知識範囲
重要なファイル、用語、ユーティリティ
前版からの改定点
重要なユーティリティにmkswapが追加されたが、出題範囲が追加されたわけではない。

1.104.2 ファイルシステムの整合性を維持する

重要度: 3

説明
標準的なファイルシステム、ならびに、ジャーナリングファイルシステムにおける関連づけられた余分なデータを保守する。
主要な知識範囲
重要なファイル、用語、ユーティリティ
前版からの改定点
書式の変更のみ。

1.104.3 ファイルシステムのマウントとアンマウントを制御する

重要度: 3

説明
ファイルシステムのマウントを構成する。
主要な知識範囲
重要なファイル、用語、ユーティリティ
前版からの改定点
書式の変更のみ。

1.104.4 ディスククオータを管理する

重要度: 3

説明
ユーザ用のディスククオータを管理する。
主要な知識範囲
重要なファイル、用語、ユーティリティ
前版からの改定点
書式の変更のみ。

1.104.5 ファイルへのアクセス制御のためにパーミッションを使用する

重要度: 5

説明
適切なパーミッションによって、ファイルへのアクセスを制御する。
主要な知識範囲
重要なファイル、用語、ユーティリティ
前版からの改定点
ACLに関する記述が追加された。

1.104.6 ファイル所有者の管理

重要度: 1

説明
ファイルの所有者と所有グループを制御する。ファイルの所有者や所有グループや、新しいファイルにおけるデフォルトの所有グループを変更することを含む。
主要な知識範囲
重要なファイル、用語、ユーティリティ
前版からの改定点
書式の変更のみ。

1.104.7 ハードリンクとシンボリックリンクを作成・変更する

重要度: 1

説明
ファイルに対するハードリンクとシンボリックリンクを作成して管理する。
主要な知識範囲
重要なファイル、用語、ユーティリティ
前版からの改定点
説明が詳細化された。

1.104.8 システムファイルを見つける、適切な位置に配置する

重要度: 5

説明
一般的なディレクトリ分類とファイル位置を含むファイルシステム階層標準(FHS)、特に代表的なファイルの位置や、ディレクトリ分類に習熟する。
主要な知識範囲
重要なファイル、用語、ユーティリティ
前版からの改定点
説明が詳細化された。

主題110: X Window system

1.110.1 X11をインストールして構成する

重要度: 5

説明
XとXフォントサーバーをインストールして構成する。
主要な知識範囲
重要なファイル、用語、ユーティリティ
前版からの改定点
Xorgが追加された。

1.110.2 ディスプレイマネージャを設定する

重要度: 3

説明
ディスプレイマネージャをカスタマイズして設定する。ここでは、ディスプレイマネージャのXDM(X Display Manager)、GDM(Gnome Display Manager)、KDM(KDE Display Manager)を取りあげる。
主要な知識範囲
重要なファイル、用語、ユーティリティ
前版からの改定点
書式の変更のみ。

1.110.4 ウィンドウマネージャ環境をインストールして調整する

重要度: 5

説明
システム全体のデスクトップ環境とウィンドウマネージャをカスタマイズする。
主要な知識範囲
重要なファイル、用語、ユーティリティ

以上