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LinuC試験の例題と解説

107.2 ジョブスケジューリングによるシステム管理業務の自動化

今回は、LinuC 102試験の試験範囲から「107.2 ジョブスケジューリングによるシステム管理業務の自動化」についての例題を解いてみます。

■トピックの概要
このトピックの内容は以下の通りです。

<107.2 ジョブスケジューリングによるシステム管理業務の自動化>
重要度 4

<説明>
cronまたはanacronを使用して定期的にジョブを実行したり、atを使用して指定時刻にジョブを実行できる。

<主要な知識範囲>
・cronおよびatでジョブを管理する
・ユーザがcronおよびatサービスにアクセスできるよう設定する
・anacronの設定

<重要なファイル、用語、ユーティリティ>
・/etc/cron.{d,daily,hourly,monthly,weekly}/
・/etc/at.deny
・/etc/at.allow
・/etc/crontab
・/etc/cron.allow
・/etc/cron.deny
・/var/spool/cron/
・crontab
・at
・atq
・atrm
・anacron
・/etc/anacrontab


■例題
ユーザが指定したジョブを定期的に実行するためのcronの設定を編集するには、どのコマンドを実行すべきか選択してください。

1. crontab -w
2. crontab -r
3. crontab -e
4. vicron

※この例題は実際の試験問題とは異なります。

解答と解説

答えは 「3. crontab -e」です。

cronサービスは、起動したcrondデーモンが1分ごとにcronの設定を調べて、実行すべきスケジュールが存在すれば、そのジョブを実行します。
cronにはユーザごとの設定と、システム全体の設定があります。
システム全体のcron設定は、/etc/crontabファイルを編集します。
ユーザのcron設定を編集するには、該当のユーザでcrontabコマンドを使用します。
書式は以下の通りです。

crontab [オプション]

主なオプションは以下です。

-e … 実行ユーザのcron設定ファイルをエディタで開いて編集します
-l … 実行ユーザの設定の内容を表示します
-r … 実行ユーザの設定を削除します
-u [ユーザ名] … 設定するユーザを指定します

「1. crontab -w」はcrontabコマンドに-wオプションはないので誤りです。
「2. crontab -r」はユーザのcron設定を削除するためのオプションです。
該当ユーザのcron設定すべてが消えてしまうので、使用する際は注意してください。
-eオプションでファイルの編集ができるので、正解は「4. crontab -e」です。
-uオプションはユーザを指定した上で、他のオプションと組み合わせて使います。
例えば「crontab -u linuc -l」とすると、linucユーザのcron設定が表示されます。
-uオプションで他ユーザを指定できるのは、rootユーザのみです。

「4. vicron」は存在しないコマンドのため、誤りです。

定期的にジョブを実行するcronやanacron、決まった時間に一度だけ実行するatを利用することで、ジョブスケジューリングが容易になります。
システム運用でうまく活用するために、それぞれの違いや使い方を、よく理解しておきましょう。


■例題作成者
株式会社デージーネット 技術部技術管理課 森久恵

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