HOMEサンプル問題・例題解説201試験の例題と解説202.1 システムの起動とブートプロセスのカスタマイズ

201試験の例題と解説

202.1システムの起動とブートプロセスのカスタマイズ

今回は201試験の試験範囲から、「202.1 システムの起動とブートプロセスのカスタマイズ」についての例題を解いてみます。

■トピックの概要
このトピックの内容(2009年4月3日時点)は以下の通りです。トピックの詳細はこちらからご確認ください。

202.1 システムの起動とブートプロセスのカスタマイズ
重要度: 4

<説明>
さまざまなランレベルのシステムサービスの動作を照会および変更する。initの構造とブートプロセスについての完全な理解が必要。これには、ランレベルの操作も含まれる。

<主要な知識範囲>

  • LSB(Linux Standard Base Specification:Linux標準仕様)のドキュメント

<重要なファイル、用語、ユーティリティ>

  • /etc/inittab
  • /etc/init.d/
  • /etc/rc.d/
  • insserv
  • chkconfig
  • update-rc.d

■例題
update-rc.dの説明として正しいものを選びなさい。

  1. /etc/rc.dのスクリプトをバージョンアップする
  2. /etc/rc.dのスクリプトのバージョンアップ版を検索する
  3. /etc/rc.dのスクリプトをシステム起動時に実行するかどうかを制御する
  4. 起動時スクリプトの有無を確認する

※この例題は実際のLinuC試験とは異なります。

解答と解説

答えは 3. /etc/rc.dのスクリプトをシステム起動時に実行するかどうかを制御する

Linuxのシステム起動は、カーネル起動後にinitプロセスを実行し、その後指定されたRunレベルに従って各種サービスを起動していきます。この起動を行うのが/etc/init.d/ディレクトリに格納されたスクリプトです。

どのスクリプトを実行するかは、Runレベル毎に分割されたディレクトリの中に呼び出したいスクリプトのシンボリックリンクを作成しておくことで設定できます。このシンボリックリンクを作成したり、起動したくないサービスはシンボリックリンクを削除したりするコマンドがupdate-rc.dコマンドで、主にDebian GNU/Linux系のディストリビューションで使用されています。

Runレベルですが、Debian系とRed Hat系で若干定義が異なっています。

Debian系
  1. 停止
  2. シングルユーザーモード
  3. マルチユーザーモード
  4. 2と同じ
  5. 2と同じ
  6. 2と同じ
  7. 再起動

Red Hat系
  1. 停止
  2. シングルユーザーモード
  3. NFSを使用しないCUI マルチユーザーモード
  4. CUI マルチユーザーモード
  5. 未使用
  6. GUI
  7. 再起動

0、1、6は同じですが、マルチユーザーモードの取り扱いが異なります。
Debian系が起動時Runレベルが2が標準であるのに対して、Red Hat系は3か5になります。

  • 今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問を。
  • 採用になった方にはLPI-Japanオリジナルの記念品を贈呈します。
  • ご質問・ご意見はこちら
  • ※上記の解説とその内容については、例題作成者の監修です。
    内容や試験問題に関わるお問い合わせにつきましては、LPI-Japan事務局ではお応えできませんのでご了解ください。

このページのトップへ