HOMEサンプル問題・例題解説201試験の例題と解説205.3 ネットワークの問題を解決する

201試験の例題と解説

205.3ネットワークの問題を解決する

今回は201試験の試験範囲から、「205.3 ネットワークの問題を解決する」についての例題を解いてみます。

■トピックの概要
このトピックの内容(2009年7月3日時点)は以下の通りです。トピックの詳細はこちらからご確認ください。

205.3 ネットワークの問題を解決する
重要度: 5

<説明>
一般的なネットワーク設定に関する問題を特定して解決する。これには、基本的な設定ファイルの位置とコマンドに関する知識も含まれる。

<主要な知識範囲>

  • アクセスを制限するファイルの配置と内容
  • Ethernetネットワークインターフェイスを設定および操作するユーティリティ
  • ルーティングテーブルを管理するユーティリティ
  • ネットワークの状態を表示するユーティリティ
  • ネットワーク設定に関する情報を得るユーティリティ
  • ハードウェアの認識と利用に関する情報を得る方法
  • システムの初期化ファイルとその内容(SysVinitプロセス)

<重要なファイル、用語、ユーティリティ>

  • /sbin/ifconfig
  • /sbin/route
  • /bin/netstat
  • /etc/networkまたは/etc/sysconfig/network-scripts/
  • /var/log/syslogおよび/var/log/messagesなどのシステムのログファイル
  • /bin/ping
  • /etc/resolv.conf
  • /etc/hosts
  • /etc/hosts.allowおよび/etc/hosts.deny
  • /etc/hostnameまたは/etc/HOSTNAME
  • /bin/hostname
  • /usr/sbin/traceroute
  • /usr/bin/dig
  • /bin/dmesg
  • /usr/bin/host

■例題
カーネルのバージョンアップ後、ネットワークが接続できなくなってしまった。確認方法として間違っているものを1つ選びなさい。

  1. dmesgコマンドでカーネル起動時のメッセージを確認する
  2. lsmodコマンドでモジュールがロードされているかを確認する
  3. ifconfigコマンドでIPアドレスが設定されているかを確認する
  4. /etc/resolv.confファイルの設定で参照するDNSが正しいかを確認する

※この例題は実際のLinuC試験とは異なります。

解答と解説

答えは 4. /etc/resolv.confファイルの設定で参照するDNSが正しいかを確認するです。

カーネルのバージョンアップに伴い、ネットワークが接続できなくなってしまった場合、疑われるのはカーネルモジュールとして提供されているネットワークインターフェースのドライバーがロードされなくなってしまったことです。もしドライバーを別途インストールしていたような場合には、新しいバージョンのカーネルに合わせてドライバーの再インストールが必要かもしれません。

dmesgコマンドは、カーネルがロードされる際に出力されるログを確認するためのコマンドです。ハードウェアレベルでの障害が発生してネットワークインターフェースが認識されていなかったり、何か手がかりになるエラーメッセージが含まれているかもしれません。

lsmodコマンドは、使用しているモジュールが分かっているのであれば、直接的にモジュールの有無を確認できるでしょう。

ifconfigコマンドを実行すれば、たとえば使用しているネットワークインターフェースがeth0になるのが分かっていれば、eth0インターフェースがきちんと存在しているかを確認します。もしかすると単なるIPアドレス設定ミスかもしれません。

OS側での状態が正常であれば、場合によってはネットワークケーブルが抜けていたり、スイッチが故障していたりといった物理的な障害の可能性も考えられます。

このようにして、少しずつ問題点を切り分けていけばよいでしょう。

  • 今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問を。
  • 採用になった方にはLPI-Japanオリジナルの記念品を贈呈します。
  • ご質問・ご意見はこちら
  • ※上記の解説とその内容については、例題作成者の監修です。
    内容や試験問題に関わるお問い合わせにつきましては、LPI-Japan事務局ではお応えできませんのでご了解ください。

このページのトップへ