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201試験の例題と解説

205.1 基本的なネットワーク構成

今回は201試験の試験範囲から、「205.1 基本的なネットワーク構成」についての例題を解いてみます。

■トピックの概要

このトピックの内容は以下の通りです。

<205.1 基本的なネットワーク構成>
重要度 3

<説明>
ネットワークデバイスを設定し、有線または無線のローカルネットワークと、広域ネットワークに接続する。これには、IPv4とIPv6の両方を含めて、1つのネットワーク内でさまざまなサブネットと通信することが含まれる。

<主要な知識範囲>
Ethernetネットワークインターフェイスを設定および操作するユーティリティ
無線ネットワークを構成する

<重要なファイル、用語、ユーティリティ>
ip
ifconfig
route
arp
iw
iwconfig
iwlist

■例題
ipコマンドの実行方法として適切なものを選択してください。

1. ip route add default gw 192.168.0.1
2. ip config
3. ip address show
4. ip address add 172.16.0.1

※この例題は実際の試験問題とは異なります。

解答と解説

答えは 「3. ip address show」です。

ipコマンドは、旧来のifconfigやroute、arpコマンドなどの機能を統合したパワフルなネットワーク管理のツールです。様々な機能が存在するため、サブコマンドやオプションを整理して覚えておくことが必要になります。

ipコマンドの主なサブコマンドは以下の通りです。

ip link      … ネットワークデバイスを管理するためのサブコマンド
ip address   … IPアドレスの管理するためのサブコマンド
ip route     … ルーティングの管理をするためのサブコマンド
ip neighbour … ARPやNDISCのキャッシュを管理するためのサブコマンド
ip netns     … ネットワークネームスペースを管理するためのサブコマンド

これらのサブコマンドに更にオプションを指定して、ネットワークの管理を行います。
なおipコマンドのサブコマンドやオプションは、前方が一致していれば、正しく実行されます。例えば「ip address show」の場合は、「ip a s」と省略することができます。

例題の選択肢の誤りの指摘をしながら、実際の利用方法を解説します。


「1. ip route add default gw 192.168.0.1」

ipコマンドでデフォルトゲートウェイを設定する場合には、このようなオプションの指定はできません。正しくは「ip route add default via 192.168.0.1」のように、実行します。

「2. ip config」

ip コマンドにこのようなサブコマンドは存在しません。

「3. ip address show」

これは正解の選択肢です。
このコマンドは、現在システムに設定されているipアドレスを参照するコマンドです。

「4. ip address add 172.16.0.1」

ipコマンドでIPアドレスを追加するには、設定対象のネットワークデバイスを指定する必要があります。例えばeno1デバイスにIPアドレスを設定する場合は、以下のようになります。

ip address add 172.16.0.1 dev eno1


ipコマンドは、多機能である反面、コマンドを覚えるのが大変という特徴もあります。現在もifconfigなどの旧来のコマンドが利用できるため、あまり必要としないかもしれません。ただ将来的に廃止されることも見据えて、今から使い方を覚えておくことをお勧めします。


■例題作成者
株式会社デージーネット ソリューション開発部    森 彰吾 氏

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