HOMEサンプル問題・例題解説201試験の例題と解説206.3 システム関連の問題をユーザに通知する

201試験の例題と解説

206.3 システム関連の問題をユーザに通知する

今回は201試験の試験範囲から「206.3 システム関連の問題をユーザに通知する」についての例題を解いてみます。

■トピックの概要
このトピックの内容は以下の通りです。

<206.3 システム関連の問題をユーザに通知する>
重要度 1

<説明>
現在発生しているシステム関連の問題についてユーザに通知する。

<主要な知識範囲>
・ログオンメッセージを使用してユーザへの通知を自動的に行う
・アクティブなユーザにシステムの保守を通知する

<重要なファイル、用語、ユーティリティ>
・/etc/issue
・/etc/issue.net
・/etc/motd
・wall
・/sbin/shutdown


■例題
ユーザへ通知の説明として間違っているものを選びなさい。

1. 緊急で再起動などを行う場合にはwallコマンドで通知を行う
2. wallコマンドはユーザのメールボックスにもメールで通知を行う
3. ネットワークメンテナンスのお知らせは/etc/issue.netに書いておく
4. /etc/motdはログイン後に表示されるメッセージを記述しておく

※この例題は実際のLinuC試験とは異なります。

解答と解説

答えは 2. wallコマンドはユーザのメールボックスにもメールで通知を行う です。

サーバに複数のユーザがログインして作業を行うような環境の場合、システムのメンテナンスなどの通知をユーザに届ける方法をしっかりと理解しておく必要があります。

wallコマンドは、ログインしているユーザの端末に直接メッセージを送るコマンドです。wallコマンドのパーミッションを見ると、setGIDが設定されており、ttyグループとして実効ユーザが設定されていることが分かるのも興味深い点です。ttyグループの権限で、すべてのユーザの端末(ttyデバイス)に対して文字列を書き込むわけです。

○wallコマンドのパーミッションの確認
# ls -l /usr/bin/wall
-r-xr-sr-x. 1 root tty 15344  6月 10  2014 /usr/bin/wall

グループの実効権限がsになっていて、setGIDが設定されているのが分かります。


wallコマンドは端末での通知のみを行うので、もしメールでの通知を行いたい場合には、すべてのユーザを含んだエイリアスなどを作成しておくのが良いでしょう。

/etc/issueはログイン前のメッセージとして表示されます。ネットワーク経由の場合には/etc/issue.netが使用されますので、ネットワーク関係のメンテナンスなどがある場合には/etc/issue.netだけに記述しておけば、関係するユーザにだけ表示されることになります。

/etc/motdはログイン後のメッセージとして表示されます。すべてのユーザに読んで欲しい通知はこちらに書いておくとよいでしょう。

  • 今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問を。
  • 採用になった方にはLPI-Japanオリジナルの記念品を贈呈します。
  • ご質問・ご意見はこちら
  • ※上記の解説とその内容については、例題作成者の監修です。
    内容や試験問題に関わるお問い合わせにつきましては、LPI-Japan事務局ではお応えできませんのでご了解ください。

このページのトップへ