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201試験の例題と解説

204.3 論理ボリュームマネージャ

今回は201試験の試験範囲から「204.3 論理ボリュームマネージャ」についての例題を解いてみます。

■トピックの概要
このトピックの内容は以下の通りです。

<204.3 論理ボリュームマネージャ>
重要度 3

<説明>
論理ボリューム、ボリュームグループ、および物理ボリュームの作成および削除を行う。これには、スナップショットと論理ボリュームのサイズ変更が含まれる。

<主要な知識範囲>
・LVMスイートのツール
・論理ボリューム、ボリュームグループ、物理ボリュームのサイズ変更、名前変更、作成および削除
・ボリュームグループの有効化

<重要なファイル、用語、ユーティリティ>
・/sbin/pv*
・/sbin/lv*
・/sbin/vg*
・mount
・/dev/mapper/


■例題

論理ボリュームマネージャの説明として間違っているものを選びなさい。

1. 論理ボリュームマネージャが柔軟な領域管理を実現する
2. 1つ以上の物理ボリュームをまとめてボリュームグループを構成する
3. ボリュームグループ上に複数の論理ボリュームを作成できる
4. 論理ボリュームはサイズ変更を行えない

※この例題は実際のLinuC試験とは異なります。

解答と解説

答えは 4. 論理ボリュームはサイズ変更を行えない です。

論路ボリュームマネージャ(LVM)を利用すると、従来の物理ディスクをパーティションで分割し、ファイルシステムを作成する方式に比べて、領域追加や領域サイズ変更などが柔軟に行えるようになります。そのため、最近のディストリビューションではデフォルトでLVMを使って領域管理が行われるようになっています。

LVMは、物理ディスク上に物理ボリュームを作成し、1つ以上の物理ボリュームをまとめてボリュームグループを構成します。このボリュームグループが論理的なディスクと考えると良いでしょう。ボリュームグループから必要な領域を論理ボリュームとして切り出して、ファイルシステムを作成して利用できるようになります。

○LVMの模式図(例)
+−−−−−−−−+−−−−−−−−+
| ファイルシステム | ファイルシステム |
+−−−−−−−−+−−−−−−−−+
| 論理ボリューム  |  論理ボリューム |
+−−−−−−−−+−−−−−−−−+
|       ボリュームグループ      |
+−−−−−−−−+−−−−−−−−+
|  物理ボリューム |  物理ボリューム |
+−−−−−−−−+−−−−−−−−+
|   物理ディスク  |  物理ディスク   |
+−−−−−−−−+−−−−−−−−+

この例では、単純にするために1つの物理ディスクを1つの物理ボリュームとして構成していますが、実際には物理ディスクにはfdiskなどを利用してパーティションを作成するので、1つの物理ディスクを複数のパーティションに分けた後、その各パーティションを物理ボリュームとして扱って、その一部または全部を1つのボリュームグループにすることも可能です。

論理ボリュームはボリュームグループから必要な容量だけ切り出して使っているので、もしボリュームグループに未使用の領域があれば、論理ボリュームに対して容量を追加することが可能です。ただし、ファイルシステムが領域拡張に対応している必要があります。また、論理ボリュームのサイズを縮小することもできますが、同じくファイルシステムが領域縮小に対応している必要がある他、縮小作業を行う際にはファイルシステムをアンマウントしておく必要があります。

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