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201試験の例題と解説

206.1 ソースからプログラムをmakeしてインストールする

今回は201試験の試験範囲から「206.1 ソースからプログラムをmakeしてインストールする」についての例題を解いてみます。

■トピックの概要
このトピックの内容は以下の通りです。

<206.1 ソースからプログラムをmakeしてインストールする>
重要度 4

<説明>
ソースから実行プログラムをビルドしてインストールする。
これには、ソースファイルの展開も含まれる。

<主要な知識範囲>
・一般的な圧縮およびアーカイブユーティリティを使用して、ソースコードを展開する
・プログラムをコンパイルするmakeの実行について基本を理解する
・configureスクリプトにパラメーターを適用する
・デフォルトでソースがどこに格納されるかを知っている

<重要なファイル、用語、ユーティリティ>
・/usr/src/
・gunzip
・gzip
・bzip2
・tar
・configure
・make
・uname
・install


■例題
ソースからのインストールの説明として間違っているものを選びなさい。

1. ソースコードはtarでアーカイブされ、gzipなどで圧縮されている
2. ソースコードはホームディレクトリか/usr/srcなどに展開する
3. configureコマンドを実行することでビルドが実行される
4. パッチ後にmakeコマンドを実行すると変更があった部分のみコンパイルされる

※この例題は実際のLinuC試験とは異なります。

解答と解説

答えは 3. configureコマンドを実行することでビルドが実行される です。

ソースコードからのインストールは、ディストリビューションで提供されているソースコードやバイナリと以下の点で異なっています。

・オリジナルの状態でのソースコードとなる

ディストリビューションではバージョン番号が同じでも、独自にパッチなどを適用している場合があります。特に新しいバージョンでの修正を古いバージョンに適用することを「バックポート」と呼びます。バージョンが古くても、バックポートが行われていればセキュリティの問題などが対処されている場合があります。しかし、確実にバージョンを指定したインストールを行いたい場合には、オリジナルのソースコードを入手してインストールを行います。

・設定もオリジナルのデフォルト状態となる。
ディストリビューションのパッケージは、独自の設定を適用している場合があります。ソースコードからのインストールの場合、オリジナルのデフォルト設定か、インストールを行う側で独自に設定を行う必要があります。場合によっては、かなり細かく設定を変更する必要があります。

・バージョンアップも独自に行う必要がある
ディストリビューションではパッケージ管理ツールによってバージョン管理が行われますが、ソースコードからのインストールでは独自にバージョン管理やバージョンアップなどを行う必要があります。バージョンの差分はパッチとして提供されているので、元々のソースコードにパッチを当てて、再度makeコマンドを実行すると、修正が加わったソースコードのファイルのみが再度コンパイルされます。

ソースコードからのインストールはデメリットもありますが、必要に迫られてソースコードからインストールを行うこともありますので、しっかりと手順を確認しておきましょう。

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