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102試験の例題と解説

106.1X11のインストールと設定

今回は、102試験の出題範囲から「106.1 X11のインストールと設定」についての例題を解いてみます。

■例題
X Window Systemの画面表示を別のコンピュータに表示したい時に、設定が必要な環境変数はどれか。

1. WINDOW環境変数
2. XHOST環境変数
3. DISPLAY環境変数
4. XCLIENT環境変数
5. XSERVER環境変数


※この例題は実際のLPIC試験とは異なります。

解答と解説

答えは 3. DISPLAY環境変数 です。

X Window Systemは、画面表示を行うXサーバと、Xを利用する各種プログラムのXクライアントの2つに分類されます。XサーバとXクライアントの間はXプロトコルで接続されて、画面表示やキーボード入力、マウス入力などの情報をやり取りしています。
XプロトコルはTCP/IPをベースにネットワーク経由でやり取りすることができるので、XサーバをWindowsなどLinux以外のOS上で動作させることもできます。リモートにあるLinuxマシンを手元のGUI環境で操作したいような場合には、この機能が有効です。

■学習のポイント
DISPLAY環境変数は、以下の書式で設定します。

[Xサーバの動作するホスト]:ディスプレイ番号
※ディスプレイ番号は1桁の場合と.区切りの2桁の場合があります。

動作ホストはホスト名またはIPアドレスで指定します。省略された場合には、Xクライアントが動作しているのと同じホスト上でXサーバが動作しているものとして接続を行います。

X Window Systemは理解が難しいと言われますが、マシンを2台用意してネットワーク経由でXプロトコル接続をしてみると、その仕組みが理解しやすくなります。2台ともLinuxにするのが望ましいですが、片方がWindowsでも「Cygwin」に付属しているXサーバを利用するなどすれば、Linux上のXクライアントの画面表示をWindows上に表示することができます。
やや情報は古めですが、以下のページなどが参考になるでしょう。

「@IT:真ゼロ円でできるXサーバ[Windows XP編]」

http://www.atmarkit.co.jp/flinux/special/cygwin2/cygwin01a.html

 

Xプロトコルの接続の際には、Xサーバ側でxhostコマンド(セキュリティを考慮する場合にはxauthコマンドだが基本的な考え方は同じ)を実行する必要があります。

1. Xサーバ実行側(たとえばWindows上で動作するCygwin)
1-1 Xサーバを起動
1-2 xtermコマンドを実行
1-3 xhostコマンドを実行

2. Xクライアント実行側(たとえばLinux)
2-1 DISPLAY環境変数を設定
2-2 適当なXクライアントを実行

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