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102試験の例題と解説

109.2基本的なネットワーク構成

今回は、102試験の出題範囲から「109.2 基本的なネットワーク構成」についての例題を解いてみます。

■例題
名前解決が正常に行えない場合、確認すべきファイルとして適切でないものを選びなさい。

  1. /etc/hosts
  2. /etc/resolv.conf
  3. /etc/nsswitch.conf
  4. /etc/services

※この例題は実際のLinuC試験とは異なります。

解答と解説

答えは 4. /etc/services です。

名前解決は、ホスト名からIPアドレスを、あるいはIPアドレスからホスト名を調べる、ネットワーク通信にとっては非常に重要な仕組みです。名前解決は、利用しているネットワーク環境に合わせて、適切な設定が必要となります。

名前解決が正常に行えない場合、真っ先に確認すべきは /etc/resolv.conf の中の設定記述です。

○例:/etc/resolv.confでのDNSの指定
nameserver 192.168.0.1

上記の例では、IPアドレス 192.168.0.1 をDNSサーバとして名前解決を行うように指定しています。もしこの指定が間違っていると、DNSサーバを使った名前解決が行えません。

/etc/resolv.confの設定は、IPアドレスを手動で行う場合には手動で、DHCPでIPアドレスを自動的に設定する場合には自動的に記述が設定されます。たとえばDHCP環境で自動設定した後、環境が変更になった場合などのは再設定が必要になります。

/etc/hostsは、DNSを使わない、静的な名前解決を記述しておくファイルです。DNSサーバを用意するまでもないような小さなネットワークでは、このファイルにIPアドレスとホスト名を書いておくだけで名前解決が行えるようになりますが、静的に記述する分、間違いやネットワーク環境の変更に弱くなります。使用する場合には、確実な記述と適切な変更が必要になります。

/etc/nsswitch.confは、名前解決の優先順位を指定します。

○例:/etc/nsswitch.confの指定
hosts: files dns

上記の例では、まず/etc/hostsを参照し、その後にDNSサーバを参照するように設定しています。他にLDAPやNISなどを使用して名前解決を行う場合には、それらを参照するように記述を追加しなければなりません。

また、優先的に参照された仕組みで名前解決が行われると、それ以降の仕組みでは名前解決が行われないので、重複設定の参照順にも注意する必要があります。

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