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102試験の例題と解説

106.2ディスプレイマネージャの設定

今回は102試験の試験範囲から、「106.2 ディスプレイマネージャの設定」についての例題を解いてみます。

■例題
ディスプレイマネージャーの役割について、正しいものを選びなさい。

  1. ディスプレイマネージャーがウインドウの見た目をカスタマイズ可能にする
  2. ディスプレイマネージャーがログインウインドウを表示する
  3. ディスプレイマネージャーがアプリケーション間のドラッグ&ドロップを実現する
  4. ディスプレイマネージャーが画面の解像度を調整する

※この例題は実際のLPIC試験とは異なります。

解答と解説

答えは 2. ディスプレイマネージャーがログインウインドウを表示する です。

X Window Systemの基本的な仕組みは、XサーバとXクライアントを接続し、グラフィカルなユーザインターフェースを提供することです。そのため、CUIでログインした後、Xを起動することも可能になっています。

ディスプレイマネージャーは、グラフィカルなログインウインドウを表示して、最初からグラフィカル環境へのログインを実現する仕組みを提供します。

Xでは、デフォルトではXDMが提供されていますが、GNOME環境ではGDM、KDE環境ではKDMなどが提供されています。

ディスプレイマネージャーは、システムの起動直後に起動されるのが望ましい起動タイミングでしょう。そのため、/etc/inittab内に以下のような記述があります(例はCentOSの場合)。

○/etc/inittab内の設定(抜粋)
---
(略)
# Run xdm in runlevel 5
x:5:respawn:/etc/X11/prefdm -nodaemon
---

この/etc/X11/prefdmの中を覗いてみると、次のようなシェルスクリプトになっています。

○/etc/X11/prefdmの内容
---
#!/bin/sh

(略)

# Run preferred X display manager
preferred=
if [ -f /etc/sysconfig/desktop ]; then
	. /etc/sysconfig/desktop
	if [ "$DISPLAYMANAGER" = GNOME ]; then
		preferred=gdm
	elif [ "$DISPLAYMANAGER" = KDE ]; then
		preferred=kdm
	elif [ "$DISPLAYMANAGER" = XDM ]; then
	        preferred=xdm
	fi
fi

shopt -s execfail

[ -n "$preferred" ] && exec $preferred "$@" >/dev/null 2>&1

(略)
---

if文の記述を見て分かるとおり、どのディスプレイマネージャーを起動するかは、/etc/sysconfig/desktop内の記述によって変更されるようになっています。

皆さんの環境では、どのように設定されているか、確認してみて下さい。

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