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102試験の例題と解説

107.3 ローカライゼーションと国際化

今回は LinuC 102試験の試験範囲から「107.3 ローカライゼーションと国際化」についての例題を解いてみます。

■トピックの概要

このトピックの内容は以下の通りです。

<107.3 ローカライゼーションと国際化>
重要度 3

<説明>
システムを英語以外の言語にローカライズできる。スクリプトでLANG=Cが役立つ理由についても理解する。

<主要な知識範囲>
・ロケール設定と環境変数を設定する
・タイムゾーン設定と環境変数を設定する

<重要なファイル、用語、ユーティリティ>
・/etc/timezone
・/etc/localtime
・/usr/share/zoneinfo/
・LC_*
・LC_ALL
・LANG
・TZ
・/usr/bin/locale
・tzselect
・tzconfig
・date
・iconv
・UTF-8
・ISO-8859
・ASCII
・Unicode

■例題
タイムゾーンを日本に設定する方法として正しいものを2つ選択してください。

1. echo "Asia/Tokyo" > /etc/localtime
2. ln -s /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo /etc/localtime
3. export TIMEZONE="Asia/Tokyo"
4. export TZ="Asia/Tokyo"

※この例題は実際のLinuC試験問題とは異なります。

解答と解説

答えは 「2. ln -s /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo /etc/localtime」と「4. export TZ="Asia/Tokyo"」です。

共通の標準時を使う地域をタイムゾーンと言います。
Linuxシステムの時間帯を正しく表示するためには、タイムゾーンを設定する必要があります。

タイムゾーンの設定情報は /usr/share/zoneinfo ディレクトリに配置されています。
システムが使用するタイムゾーンは、上記のディレクトリに含まれるファイルを /etc/localtime にシンボリックリンクまたはコピーすることで設定することができます。
例えば、タイムゾーンを日本に設定する場合は以下のコマンドを実行します。

# ln -s /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo /etc/localtime
または
# cp /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo /etc/localtime

また、タイムゾーンは環境変数TZでも設定することができます。
環境変数TZは以下のように設定します。

$ export TZ="Asia/Tokyo"


例題の選択肢について解説します。

1. echo "Asia/Tokyo" > /etc/localtime
誤っています。
/etc/localtimeは/usr/share/zoneinfoに配置されているタイムゾーン情報ファイルの内容をコピーする必要があります。
"Asia/Tokyo"という文字列を設定しても、正しくタイムゾーンは設定されません。

2. ln -s /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo /etc/localtime
正しいです。

3. export TIMEZONE="Asia/Tokyo"
誤っています。
TIMEZONEという環境変数は使われません。

4. export TZ="Asia/Tokyo"
正しいです。
環境変数TZを使用してタイムゾーンを設定することができます。


タイムゾーンを設定する方法を把握しておきましょう。

■例題作成者
株式会社デージーネット OSS研究室 大野 公善 氏

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