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102試験の例題と解説

108.1 システム時刻の保守

今回はLPIC102試験の試験範囲から、「108.1 システム時刻の保守」についての例題を解いてみます。

■トピックの概要
このトピックの内容は以下の通りです。

<108.1 システム時刻の保守>
重要度 3

<説明>
システム時刻を適切に維持し、NTPによって時計を同期できる。

<主要な知識範囲>
・システムの日付および時刻を設定する
・ハードウェアの時計にUTCの正確な時刻を設定する
・正しいタイムゾーンを設定する
・基本的なNTP設定
・pool.ntp.orgサービスの使用について知っている
・ntpqコマンドについて知っている

<重要なファイル、用語、ユーティリティ>
・/usr/share/zoneinfo/
・/etc/timezone
・/etc/localtime
・/etc/ntp.conf
・date
・hwclock
・ntpd
・ntpdate
・pool.ntp.org


■例題
hwclockコマンドの説明として不適切なものを選択してください。

1. システムクロックとハードウェアクロックを同期できる
2. ハードウェアクロックの時刻を参照できる
3. ハードウェアクロックの時刻を設定できる
4. NTPで時刻の同期ができる

※この例題は実際のLPIC試験問題とは異なります。

解答と解説

答えは 「4. NTPで時刻の同期ができる」です。

hwclockは、ハードウェアクロックを管理するためのコマンドです。
NTPでの時刻同期の機能はありません。

ハードウェアクロックは、OSが持っているシステムクロックとは別のもので、シャットダウンしても作動します。

hwclockコマンドでは以下のような操作が行えます。

- ハードウェアクロックの時刻の参照

# hwclock

または

# hwclock --show

- ハードウェアクロックの時刻の設定

# hwclock --set --date "dd mmm yyyy HH:MM"

- システムクロックをハードウェアクロックに同期

# hwclock --systohc

- ハードウェアクロックをシステムクロックに同期

# hwclock --hctosys


ハードウェアクロックがずれていると、システムの再起動直後のログなどの時間がずれるという問題が発生することがあります。これはNTPでシステムクロックが調整されるまでの間に発生します。このような場合には、ハードウェアクロックの状態を調査してみてください。


■例題作成者
株式会社デージーネット ソリューション開発部    森 彰吾 氏

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