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102試験の例題と解説

109.3基本的なネットワークの問題解決

今回は102試験の試験範囲から「109.3 基本的なネットワークの問題解決」についての例題を解いてみます。

■例題
ルーティングの問題を解決ために使用するコマンドとして間違っているものを選びなさい。

1. route
2. hostname
3. ping
4. traceroute

※この例題は実際のLinuC試験とは異なります。

解答と解説

答えは 2. hostname です。

ルーティングは、異なるIPネットワーク間でのパケットをやり取りするための基本的な仕組みです。ルーティングは日本語で表現すれば「経路制御」となります。パケットの通り道をどうするかを決定するのがルーティングの役割ということになります。

routeコマンドは、そのホストでの経路情報を表示するコマンドです。たとえばデフォルトゲートウェイが設定されていれば以下のように表示されます。

○routeコマンドの実行例
[root@localhost ?]# route
Kernel IP routing table
Destination     Gateway         Genmask         Flags Metric Ref    Use Iface
192.168.10.0    *               255.255.255.0   U     0      0        0 eth0
169.254.0.0     *               255.255.0.0     U     0      0        0 eth0
default         192.168.10.201  0.0.0.0         UG    0      0        0 eth0

この結果から、デフォルトゲートウェイは192.168.10.201であることが分かります。

pingコマンドは、指定したアドレスに対してのネットワークの疎通を確認します。限られたネットワーク間での経路の検証であればpingコマンドで十分ですが、さらに離れたネットワーク、ホストへの疎通確認にはtracerouteコマンドを使用します。

○tracerouteコマンドの実行例
$ traceroute www.lpi.or.jp
traceroute to www.lpi.or.jp (202.218.212.222), 30 hops max, 40 byte packets
 1  rt.Begi.net (219.106.242.49)  0.420 ms  0.516 ms  0.709 ms
 2  202.94.141.229 (202.94.141.229)  3.029 ms  3.389 ms  3.842 ms
(略)
10  ge4-20.l311.ta1.eg.idc.jp (158.205.188.182)  11.088 ms  11.070 ms  11.045 ms
11  202.228.232.45 (202.228.232.45)  3.650 ms  5.281 ms  3.480 ms
12  * * *
(以下略)

このようにある程度までは追うことができますが、途中でtracerouteコマンドの使っているICMPに反応しないネットワーク機器があると、12の表示のように***となってしまい、経路が分からなくなってしまいますので、外部への経路の調査にはある程度しか使えないと考えておいた方が良いでしょう。

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