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101試験の例題と解説

104.5ファイルのパーミッションと所有者を管理する

今回は、101試験の出題範囲から「104.5 ファイルのパーミッションと所有者を管理する」についての例題を解いてみます。

■例題
新規に作成されたファイルを、所有ユーザとグループが読み書き可能、その他のユーザは読み込みのみ可能に設定したい時に適切なumaskの値を選びなさい。

1. 0002
2. 0022
3. 0004
4. 0044
5. 0006

※この例題は実際のLinuC試験とは異なります。

解答と解説

答えは 1. 0002 になります。

ファイルやディレクトリのパーミッションは、rやwやxといった文字のほか、8進数値で表されます。umaskを設定するには、この8進数値での計算が必要です。まず、8進数によるパーミッションの計算は、以下の表で導き出されます。

所有者 u g o (u:所有者 g:グループ o:その他)
パーミッション rwx rwx rwx (設定したいパーミッション)
8進数値 421 421 421 (パーミッションに対応する値を合計する)

例)rwxr-xr-x = 755
rw-r--r-- = 644

問題の「所有ユーザとグループが読み書き可能、その他のユーザは読み込みのみ可能」というパーミッションは、「rw-rw-r--」であり、8進数値としては「664」となります。

umask値は、すべてのパーミッションを与える値から、デフォルトで設定したいパーミッションの値を引いたものになります(正確にいえば、すべてのパーミッションを与える値から、umask値を引いたものがデフォルトのパーミッション)。
ファイルの場合、すべてのパーミッションを与えるには8進数値で「666」を指定します。ここから「664」を引くと「002」がumask値となります。

  666
- 664
  ------
  002

通常、パーミッションにはさらにSUIDやGUID、スティッキービットを指定する値を先頭につけて4桁で表します。最終的なumask値はその分も入れて「0002」が
答えとなります。

 

■学習のポイント
まず、日常的にchmodコマンドによるパーミッションの設定を8進数値で行うようにして8進数表現に慣れておくのが、理解のもっとも近道です。
指定によく使う値は決まっています。

rwxr-xr-x = 755
rwxrwxr-x = 775
rw-r--r-- = 644
rw-rw-r-- = 664
rw------- = 600

umask値は「すべてのパーミッション - umask値 = デフォルトパーミッション」という式になりますので、8進数値での表現に慣れていれば、それほど難しいところはないでしょう。

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