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101試験の例題と解説

103.5プロセスを生成、監視、終了する

今回は、101試験の出題範囲から「103.5 プロセスを生成、監視、終了する」についての例題を解いてみます。

■例題
プロセスの実行優先度の変更について、正しいものを選びなさい

1. nice値を変更できるのはrootユーザーだけである
2. 一般ユーザーはreniceコマンドで優先順位を上げられる
3. nice値は-19から20までの範囲で指定する
4. nice値は数字が大きいほど優先順位が低い

※この例題は実際の試験とは異なります。

解答と解説

答えは 4. nice値は数字が大きいほど優先順位が低い です。

nice値は、プロセス間の実行優先順位を決めるために使用される値です。

nice -n 10 [command]  ※nice値を10に指定する
nice [command] ※nice値はデフォルトの10となる

プロセスの起動時にniceコマンドをコマンドラインの先頭に付けることで、起動後のnice値を-20から19までの値で指定することができます。指定しない場合のデフォルトのnice値は10に設定されます。

nice値は、なかなか覚えにくいものですが、以下のように覚えておくと良いでしょう。

・優先順位を譲ってくれるプロセスほど、ほかのプロセスから見て親切な、niceなプロセスなので、nice値が高くなる。
・ほかのプロセスよりも自分を優先しようとするプロセスは、わがままな、niceではないプロセスなので、nice値が低くなる。
・nice値0は正の数値側に含まれる。だから正の数値は0から19までの20段階。
・nice値がマイナスになるような、わがままなプロセスはrootユーザーしか実行できない。

reniceコマンドも、このルールにほぼ縛られます。rootユーザー以外の一般ユーザーはnice値を増やす、すなわち優先順位を下げることはできても、nice値を減らして優先順位を上げることはできません。

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