HOMEサンプル問題・例題解説101試験の例題と解説101.2 システムのブート

101試験の例題と解説

101.2 システムのブート

今回は101試験の試験範囲から、「101.2 システムのブート」についての例題を解いてみます。

■例題
BIOSから起動されるLinuxシステムのブートプロセスの順序として2番目にあたるものを選びなさい。

1. ルートファイルシステムのマウント
2. ブートローダ
3. initプロセスの起動
4. カーネルイメージとinitramfsのメモリロード
5. BIOSの起動

※この例題は実際の試験問題とは異なります。

解答と解説

答えは 「2. ブートローダ」です。

Linuxシステムは以下の順序で実行されます。
1. BIOSの起動
   メモリのチェック、ハードウェア設定の読み込み、起動デバイスのチェック、起動デバイスのMBRに格納されたブートローダを実行します。

2. ブートローダ
   カーネルをメモリにロードし、OSに制御を引き渡します。
   Linuxで使用されるブートローダはGRUB2やGRUBがよく使われていますが、古いディレクトリビューションではLILOが利用されています。
    またDVDやUSBから起動するライブメディアなどは、SYSLINUXが利用されています。

3. カーネルとinitramfsのメモリロード
   まずカーネルの読み込みを行います。
   その後、カーネルはinitramfsのマウントを行い、initramfsに保存されたカーネルモジュールの読み込みを行います。
   カーネルモジュールの読み込みを行うことで、必要なドライバを全て読み込み、ルートファイルシステムのマウントが出来るようになります。

4. ルートファイルシステムのマウント
   ルートファイルシステムの検索、エラーチェック、マウントを行います。

5. initプロセスの起動
   プロセスID1のプロセスinitが起動され、システムの初期化を行います。
   その後、ランレベルに応じたサービスを起動します。
   最近では、initプロセスでなくsystemdによるシステムの起動が行われています。

1〜5それぞれで何が行われているかも理解しておくことで、システムの起動時に問題が起きた際の原因特定に役立てることができます。
電源を入れてから起動が完了するまでのプロセスを確認しておきましょう。

◆例題作成者
株式会社デージーネット システム設計部    森 彰吾 氏
株式会社デージーネット ソリューション開発部 丸吉祐也 氏


  • 今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問を。
  • 採用になった方にはLPI-Japanオリジナルの記念品を贈呈します。
  • ご質問・ご意見はこちら
  • ※上記の解説とその内容については、例題作成者の監修です。
    内容や試験問題に関わるお問い合わせにつきましては、LPI-Japan事務局ではお応えできませんのでご了解ください。

このページのトップへ