LinuCレベル1 Version 4.0 101試験の例題と解説

103.5 プロセスの生成、監視、終了

今回は101試験の試験範囲から「103.5 プロセスの生成、監視、終了」についての例題を解いてみます。

■例題
PIDが101のプロセスをkillコマンドでの強制終了する方法として正しいものを選びなさい

1. kill -SIGFORCE 101
2. kill -s 9 101
3. kill -s 101
4. kill -SIGKILL 9

※この例題は実際のLinuC試験とは異なります。


解答と解説

答えは答えは 「2. kill -s 9 101」 です。

killコマンドの使い方は下記のとおりです。

kill -[シグナル名またはシグナル番号] プロセスID
kill -s [シグナル名またはシグナル番号] プロセスID
kill -l [シグナル名またはシグナル番号]

killコマンドは、プロセスに対してシグナルを送ります。
プロセスは、受け取ったシグナルに合わせて、一時停止や終了などの動作を実行します。
killコマンド実行時にシグナル名やシグナル番号を指定しない場合は、TERMシグナルがプロセスに対して送られます。
killコマンドの引数にシグナル名、シグナル番号、または、-sオプションに続けて、シグナル名、シグナル番号をつけることでシグナルを指定することができます。シグナル名やシグナル番号を確認するには、killコマンドの引数に-lを指定します。

「1. kill -SIGFORCE 101」は、SIGFORCEという名前のシグナルは存在しないため、誤りです。
-sオプションに強制終了の動作のシグナル番号を指定してある「2. kill -s 9 101」は正しいです。
「3. kill -s 101」はシグナル名またはシグナル番号が指定してないため、誤りです。
「4. kill -SIGKILL 9」は強制終了の動作のシグナル名を指定してありますが、
プロセスIDが101ではないため誤りです。

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