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101試験の例題と解説

104.6ハードリンクとシンボリックリンクを作成・変更する

今回は101試験の試験範囲から、「104.6 ハードリンクとシンボリックリンクを作成・変更する」についての例題を解いてみます。

■例題
Linuxカーネルのソースコードを/usr/srcディレクトリに展開した後、展開したディレクトリへのシンボリックリンクを/usr/src/linuxとして作成しました。
シンボリックリンクを作成した理由として最も適切なものを選びなさい。

  1. タイプミスを無くすため
  2. ビルド時にMakefileが絶対指定で参照するため
  3. カーネルが動作時に参照するため
  4. 最新の、あるいは利用しているカーネルソースが分かるようにするため

※この例題は実際のLinuC試験とは異なります。

解答と解説

答えは 4. 最新の、あるいは利用しているカーネルソース です。

Linuxカーネルのソースコードを展開するディレクトリは技術的かつ明確に決まっているわけではありませんが、/usr/srcディレクトリに展開する習慣となっています。カーネルをソースコードからビルドしている場合、カーネルのバージョンアップに合わせてソースコードを随時用意しないといけなくなるため、/usr/src内は複数のカーネルバージョンのソースコードが展開された状態となります。

ダウンロードしてきたソースコードのアーカイブを展開すると、ディレクトリ名はそのカーネルのバージョン番号が付いたものになるのが通常です。複数のディレクトリから、現在使用しているカーネルバージョンや、最新のバージョンをいちいち探すのはやや面倒です。そこでシンボリックリンクを利用して、/usr/src/linuxのリンク先を最新の、または利用しているソースコードのディレクトリにしておくことが行われています。

同じような方法として、公開FTPサーバーに複数のバージョンが存在しているような場合には、バージョン無しのディレクトリがシンボリックリンクで存在していたり、「latest」という名前のディレクトリがシンボリックリンクで存在していたりすることがあるのも、同様の管理手法を取っているものです。

シンボリックリンクを上手に管理作業に組み込むと、他の人が見てもすぐに分かる環境を構築できるでしょう。

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