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101試験の例題と解説

104.5ファイルのパーミッションと所有者を管理する

今回は101試験の試験範囲から、「104.5 ファイルのパーミッションと所有者を管理する」についての例題を解いてみます。

■例題
スティッキービットの説明として間違っているものを選びなさい。

  1. スティッキービットが設定されているディレクトリに作られたファイルは所有グループのユーザーのみ削除できる
  2. スティッキービットが設定されているディレクトリの例として/tmpがある
  3. スティッキービットが設定されているディレクトリのパーミッションはその他のユーザーの実行権限部分が「t」になる
  4. スティッキービットを設定するには、chmod 1xxx dir を実行する

※この例題は実際のLinuC試験とは異なります。

解答と解説

答えは 1. スティッキービットが設定されているディレクトリに作られたファイルは所有グループのユーザーのみ削除できる です。

スティッキービットが設定されたディレクトリは、lsコマンドでパーミッションを確認すると以下のような表示になっています。

$ ls -ld /tmp
drwxrwxrwt    3 root root  4096 9月 15日 08:35 tmp

このようにその他のユーザーの所有権の表示が x ではなく t になっていると、スティッキービットが設定されていることになります。

スティッキービットが設定されているディレクトリは誰でも書き込みが出来ますが、作成したファイルは作成したユーザーのみ削除することができるようになります。

スティッキービットが設定されているディレクトリの代表例は/tmpです。
/tmpは一時ファイルの作成場所として利用されます。Linuxでは様々なプロセスがバックグラウンドで動作しますが、それらのプロセスが一時ファイルを作成します。作成したファイルを他のプロセス、他のユーザーに勝手に削除されてしまうと困るので、スティッキービットのように他のユーザーに削除されなくなるのが重要になるわけです。

一般的なLinuxの利用では、スティッキービットを自ら設定することはないかと思いますが、様々なバックグラウンドプロセスが異なるユーザー権限で動作しており、スティッキービットを設定した/tmpディレクトリを活用していることを知っておくことは重要でしょう。たとえば容量が不足して/tmpに書き込みができなくなると、様々なプロセスは正しく動作できなくなるので、/tmpディレクトリの容量不足には注意しないといけない、などといった具合です。

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