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101試験の例題と解説

104.2ファイルシステムの整合性を保持する

今回は、101試験の出題範囲から「104.2 ファイルシステムの整合性を保持する」についての例題を解いてみます。

■例題
Ext2のファイルシステムを、ジャーナリングファイルシステムであるExt3に変換したい。使用するコマンドとして正しいものを選びなさい。

  1. fsck
  2. mke2fs
  3. tune2fs
  4. dumpe2fs

※この例題は実際のLinuC試験とは異なります。

解答と解説

答えは 3. tune2fs です。

Linuxで標準的に使用されているファイルシステムは、以前はExt2形式でしたが、最近ではジャーナリングファイルシステムとなったExt3形式になっています。また、さらに上位バージョンとしてExt4形式もサポートされ始めています。

ジャーナリングファイルシステムのユーザーにとってのメリットは、何らかの不正終了が起きたときに、再起動時のfsckコマンドの実行時間が短くて済むということでしょう。Ext3形式は、Ext2形式と互換性を持ちながら、ファイルの操作状態を記録するジャーナルを作成しているので、Ext2のファイルシステムに保存されているファイルデータを消去することなくExt3に変換できます。変換には、tune2fsコマンドに-jオプションを付けて実行します。

もちろん、新たにファイルシステムを作成する場合には、最初からmke2fsマンドで種別をExt3と指定するだけで作成できます。

注意すべき点としては、Ext3はカーネルの機能として提供されているので、場合によってはカーネルに機能として含まれていない場合があります。その場合にはモジュールとして提供することになりますが、起動時に/パーティションをマウントするのであれば、あらかじめ組み込まれるか、起動時RAMDISK(initrd)にExt3のモジュールが含まれている必要があります。
Ext3の機能が無い場合には、Ext3はExt2形式としてマウントされることになるので、ジャーナリング機能は有効になりません。古いシステムなどからバージョンアップする際には注意が必要です。

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