HOMEサンプル問題・例題解説101試験の例題と解説104.6 ハードリンクとシンボリックリンクを作成・変更する

101試験の例題と解説

104.6ハードリンクとシンボリックリンクを作成・変更する

今回は、101試験の出題範囲から「104.6 ハードリンクとシンボリックリンクを作成・変更する」についての例題を解いてみます。

■例題
ハードリンクの説明として、間違っているものをすべて選びなさい。

  1. ハードリンクは実体を共有している
  2. ハードリンクを1つ削除しても、その他のハードリンクには影響しない
  3. ハードリンクはそれぞれ連番のiノード番号が割り当てられる
  4. ハードリンクは異なるパーティションには作成できない
  5. ハードリンクを作成するにはlnコマンドを使用する

※この例題は実際のLinuC試験とは異なります。

解答と解説

答えは 3. ハードリンクはそれぞれ連番のiノード番号が割り当てられる です。

新たに作成されたファイルやディレクトリの所有ユーザーは、作成したユーザーと、そのユーザーのプライマリグループに設定されます。

ハードリンクは、実体を共有していますが、その仕組みは異なるファイル名(リンク名)に同一のiノード番号を割り当てることで実現しています。

○例)ハードリンクのiノード番号を確認

$ ls -il /bin | sort
〜
750813 -rwxr-xr-x  1 root root  57488  5月  3  2007 cpio
750814 -rwxr-xr-x  3 root root  56080  7月 15  2007 gunzip
750814 -rwxr-xr-x  3 root root  56080  7月 15  2007 gzip
750814 -rwxr-xr-x  3 root root  56080  7月 15  2007 zcat
750815 -rwxr-xr-x  1 root root   6420 11月 26  2007 dmesg
〜

この例では、gunzip、gzip、zcatが同じiノード番号を持っているので、ハードリンクとして実体を共有していることが分かります。

iノード番号は、iノードテーブルで管理されており、1つのパーティションにつき1つのiノードテーブルとなるため、異なるパーティションにまたがってのハードリンクは作成できません。そのような場合には、シンボリックリンクを使う必要があります。どちらも、lnコマンドを使用して作成します。

ハードリンクは、Linuxのファイルシステムがどのようにファイルを管理しているのかを理解する良い材料です。iノードの仕組みなどと一緒に理解しておくとよいでしょう。

  • 今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問を。
  • 採用になった方にはLPI-Japanオリジナルの記念品を贈呈します。
  • ご質問・ご意見はこちら
  • ※上記の解説とその内容については、例題作成者の監修です。
    内容や試験問題に関わるお問い合わせにつきましては、LPI-Japan事務局ではお応えできませんのでご了解ください。

このページのトップへ