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101試験の例題と解説

101.2システムのブート

今回は101試験の試験範囲から「101.2 システムのブート」についての例題を解いてみます。

■例題
dmesgコマンドで確認できない情報を選びなさい。

1. CPU
2. ディスク
3. ネットワーク
4. ユーザアカウント

※この例題は実際のLinuC試験とは異なります。

解答と解説

答えは 4. ユーザアカウント です。

dmesgコマンドはカーネルのログを確認することができます。カーネルのログはリングバッファと呼ばれる領域に書き込まれており、dmesgコマンドはこの領域を参照しています。リングバッファはその名の通りリング上になっているので、容量の末尾まで書き込むと先頭に戻って上書きされていく性質を持っていますが、通常の使用方法でバッファが一杯になることはあまり無いでしょう。

dmesgコマンドはCPUやメモリ、ディスクなどのデバイスについて、システム起動時の初期化の情報を参照することができます。ハードウェアが正常に利用できないような時、そもそも初期化が正常に行えていないようなケースを確認するために活用できます。

○dmesgコマンドの実行例
# dmesg
Linux version 2.6.16.33-xen
(root@vmhost003.internal.bvap001.begi.net) (gcc バージョン 3.4.6
20060404 (Red Hat 3.4.6-3)) #3 SMP Sat Mar 10 19:23:27 JST 2007
BIOS-provided physical RAM map:
 Xen: 0000000000000000 - 0000000080800000 (usable)
1328MB HIGHMEM available.
727MB LOWMEM available.
NX (Execute Disable) protection: active
On node 0 totalpages: 526336
  DMA zone: 186366 pages, LIFO batch:31
  DMA32 zone: 0 pages, LIFO batch:0
  Normal zone: 0 pages, LIFO batch:0
  HighMem zone: 339970 pages, LIFO batch:31
ACPI in unprivileged domain disabled
Built 1 zonelists
Kernel command line:  root=/dev/hda2 ro 3
Enabling fast FPU save and restore... done.
Enabling unmasked SIMD FPU exception support... done.
Initializing CPU#0
PID hash table entries: 4096 (order: 12, 65536 bytes)
Xen reported: 2266.746 MHz processor.
(以下略)

この例では、Linuxカーネルのバージョン、Xenの仮想環境上で動作していること、メモリ量、ルートパーティションのデバイス名、CPUの性能などの情報を読み取ることができます。

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